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先週も当たりました。3連複が1本、ワイドが2本。
なのに、年間の収支はマイナスのままです。
当たっているのに増えない。この状態が何年も続いているなら、原因は予想の精度ではありません。当たった回数を数えていて、点数で割っていないからです。
この記事では、あなたが検討している馬券術を採点するための式を1つだけ示します。そのうえで、infotopで実際に売れている18種をその式に載せ直します。そして、18種のうち採点できたのは7種だけだったことを、そのまま書きます。
先に結論:採点できた7種を、余裕の大きい順に並べました

| 商材 | 券種 | 販売者が示す的中率 | 同 回収率 | 逆算した平均配当 | 必要的中率 | 余裕 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3連馬券1点主義 | 3連単1点 | 3.4% | 316.0% | 92.9倍 | 1.08% | 3.16倍 |
| ザ・フロントランナー | 単勝 | 9.2% | 191% | 20.8倍 | 4.81% | 1.91倍 |
| アイ・ウイナー1 | 単勝 | 60.3% | 184.7% | 3.06倍 | 32.7% | 1.85倍 |
| ゴールデンホースビクトリーメソッド | 複勝・単勝 | 70% | 150% | 2.14倍 | 46.7% | 1.50倍 |
| スーパープレデター(プロ版) | 記載なし | 46% | 137% | 2.98倍 | 33.6% | 1.37倍 |
| 3連馬券1点主義 | 3連複1点 | 10.2% | 128.3% | 12.6倍 | 7.95% | 1.28倍 |
| コンピの極意 | 単勝 | 24.6% | 111% | 4.51倍 | 22.2% | 1.11倍 |
| 南関コンピ・ジェネシス | 単勝 | 55% | 109% | 1.98倍 | 50.5% | 1.09倍 |
| ザ・フロントランナー | 複勝 | 21.1% | 90% | 4.27倍 | 23.4% | 0.90倍 |
数字はすべて各販売ページに書かれているものです。当サイトが買って検証したものではありません。逆算した平均配当と必要的中率だけが、当サイトの計算です。
1つ、読み方の注意があります。販売ページの回収率は、外れた点も含めた投資額に対する払い戻しとして書かれています。だから「余裕」の列は点数込みで正確です。一方で「必要的中率」の列は1点で買った場合の値です。アイ・ウイナー1のように「1〜4点買い」と書かれている商材では、実際に4点買うなら必要的中率は4倍になります。点数が公開されていない商材の必要的中率は、下限だと思ってください。
この表を見ると、順番が入れ替わっているのが分かります。的中率70%の商材より、的中率3.4%の商材のほうが余裕が大きい。
なぜそうなるのかを、これから説明します。
当たった回数は、成績を何も説明していない

3連単を12点買って、1点当たったとします。
「当たった」と感じます。実際、的中率としては1レース分カウントされます。しかし手元のお金は、1,200円払って配当を1点分もらっただけです。
払い戻すのは、当たった1点だけです。 外れた11点は返ってきません。
ここが、的中率という指標の弱点です。的中率は「レース単位」で数えますが、お金は「点単位」で出ていきます。単位が違うものを比べているので、いくら的中率を見ても収支は説明できません。
必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ

式は3行で出ます。
- N点を100円ずつ買う → 支出は 100N円
- 当たったとき戻るのは1点分 → 収入は オッズ × 100円
- 損益が釣り合う条件は
的中率 × オッズ × 100 = 100N
両辺を整理すると、こうなります。
必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ
10倍の配当を1点で狙うなら、必要な的中率は10%です。同じ10倍を5点で狙うなら、必要な的中率は50%になります。配当が同じでも、点数が5倍になれば必要な的中率も5倍です。
| 平均配当 | 1点 | 3点 | 6点 | 12点 | 30点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3倍 | 33.3% | 100% | — | — | — |
| 10倍 | 10.0% | 30.0% | 60.0% | 100% | — |
| 30倍 | 3.3% | 10.0% | 20.0% | 40.0% | 100% |
| 100倍 | 1.0% | 3.0% | 6.0% | 12.0% | 30.0% |
| 300倍 | 0.3% | 1.0% | 2.0% | 4.0% | 10.0% |
表の「—」は、必要的中率が100%を超える組み合わせです。毎回当たっても足りません。
3倍の馬を3点買う。これはよくある買い方ですが、この表では成立しません。的中率100%が必要になるからです。
「的中率が上がった」と感じるとき、必要的中率はもっと上がっています
買い目を増やせば的中率は上がります。ここは事実です。
問題は上がり方です。3点を6点にすると、的中率はせいぜい1.2〜1.5倍にしかなりません。しかし必要的中率は、点数に正比例してきっかり2倍になります。

片方は緩やかに上がり、もう片方はまっすぐ2倍になる。この差が、「当たっているのに増えない」の正体です。
的中率を上げようとして点数を足すほど、越えるべき線は速く逃げていきます。
JRAの払戻率は、式から引く数字ではありません

ここで、よくある間違いを1つ潰しておきます。
JRAの払戻率は公開されています。
| 券種 | 払戻率 | 控除率 |
|---|---|---|
| 単勝・複勝 | 80.0% | 20.0% |
| 枠連・馬連・ワイド | 77.5% | 22.5% |
| 馬単・3連複 | 75.0% | 25.0% |
| 3連単 | 72.5% | 27.5% |
| WIN5 | 70.0% | 30.0% |
※2014年6月7日改定。日本中央競馬会の公表値。
この20%や27.5%を、必要的中率の式からもう一度引きたくなります。引いてはいけません。
日本の競馬はパリミュチュエル方式です。オッズは次の式で決まります。
オッズ = 総投票額 × (1 − 控除率) ÷ その馬への投票額
控除率は、オッズが表示される時点ですでに引かれています。 必要的中率の式で重ねて引くと、答えが1.25倍ほど大きく出ます。平均配当3.0倍なら、正解は33.3%なのに41.7%と出てしまう。
控除率が意味を持つのは、別の場所です。
何も考えずに買い続けた人の回収率 = 1 − 控除率
単勝なら80%、3連単なら72.5%。これは式から引く数字ではなく、越えるべき壁の高さです。3連単でトントンにしたいなら、無作為に買う人より27.5%ぶん上手くなければいけない、ということです。
18種を1つの式に載せ直しました

冒頭の表に載せた9行が、載せ直せたすべてです。18種のうち、必要的中率まで計算できたのは7商材でした。
理由は単純で、残り11種は的中率か回収率のどちらかしか書いていないからです。
| 商材 | 価格 | 販売ページに書かれていた内容 | 採点 |
|---|---|---|---|
| クラウンスペシャルホース | 198,000円 | コンピ90点馬の勝率54%・連対率74%・複勝率82%(21年・64,952レース) | 回収率の数値がないため不可 |
| 中穴馬券術★ロジカルスターゲート | 8,800円 | 的中率57.4〜81.9%、中穴候補3頭を選出 | 回収率の数値がないため不可 |
| シャイニング★ダークホース | 8,800円 | 的中率24.3〜33.2%、穴馬候補4頭を選出 | 回収率の数値がないため不可 |
| 新・帝王軸馬★ホースオブエンペラー | 8,800円 | 的中率81.8% | 回収率の数値がないため不可 |
| 現役競馬プロの競馬攻略マニュアル | 19,800円 | 回収率「100%以上」 | 的中率の数値がないため不可 |
| コンピ・ライトニング | 39,800円 | 実戦例で回収率170%・324% | 的中率の数値がないため不可 |
| ころがしくん | 2,480円 | 複勝1点・10戦9勝 | 検証10戦のため不可 |
| ターゲットキング V1 | 19,800円 | 「約70%」と「288レース中152レース(53%)」を併記 | 数字が2つあるため不可 |
| 合成オッズ版/地方版 | 各10,000円 | 的中率68%・9割以上 | 回収率の数値がないため不可 |
書いていないことを、書いてあることにはできません。 当サイトはここを推測で埋めません。
ただし「採点できない=悪い」ではない、という点は先に言っておきます。的中率だけを載せている販売ページは、この業界ではむしろ多数派です。採点できるように数字を2つ揃えている7種のほうが、例外的に親切だと考えたほうが実態に合っています。
3頭選出、は何点なのか

採点できなかった商材の中で、いちばん惜しいのがこの2つです。
ロジカルスターゲートは「中穴候補3頭を選び出す」と書いています。シャイニング★ダークホースは「穴馬候補4頭」です。
頭数は分かります。しかし点数は券種を決めるまで確定しません。
| 選出頭数 | 単勝 | ワイド | 馬連 | 3連複 |
|---|---|---|---|---|
| 3頭 | 3点 | 3点 | 3点 | 1点 |
| 4頭 | 4点 | 6点 | 6点 | 4点 |
| 5頭 | 5点 | 10点 | 10点 | 10点 |
3頭を3連複で1点にすれば、必要的中率は平均配当の逆数そのままです。同じ3頭を馬連3点で買えば、必要な的中率は3倍になります。教材が同じでも、買い方で採算が3倍変わる。
この2つを買うなら、教材が示す的中率をそのまま信じるより先に、自分が何点で買うつもりなのかを決めてください。 点数が決まらないと、この記事の式は使えません。
販売者自身が「複勝は90%」と書いている商材があります
ザ・フロントランナーの販売ページには、こう書かれています。
単勝回収率191%、複勝回収率90%
複勝の90%は、100%を下回っています。販売ページに自分でそう書いてあります。
普通なら伏せたくなる数字です。それを載せているということは、この商材は単勝で使うものだ、と販売者が明示しているということです。
計算するとよく分かります。勝率9.2%で単勝回収率191%なら、平均配当は20.8倍。必要的中率は4.81%です。実績9.2%はその1.91倍あります。一方で複勝は、複勝率21.1%に対して必要的中率23.4%。わずかに足りません。
同じ馬を選んでも、券種を間違えると成立しない。あなたが複勝派なら、この商材は見送ったほうがいい。販売者自身の数字がそう言っています。
外部サービスの月額も、式に入れます
いくつかの商材は、コンピ指数を配信する「極ウマ・プレミアム」の契約を前提にしています。月額880円(税込)です。
これを式に入れないと、採算を過大に見積もります。
| 商材 | 参加機会 | 1レースあたりの外部サービス代 |
|---|---|---|
| 南関コンピ・ジェネシス | 年間80レース(月6〜7) | 132円 |
| スーパープレデター(プロ版) | 検証11,378中6,935が勝負レース | 参加が多いぶん薄まる |
1レース1点100円で買う人にとって、132円は無視できません。投票額より配信料のほうが高いからです。
南関コンピ・ジェネシスは月6〜7レースに絞る設計です。絞ることで必要的中率は下がりますが、そのぶん固定費が1レースに重くのしかかります。1点100円ではなく、1点500円以上で買う人向けの商材だと分かります。
逆にスーパープレデター馬券術は、11,378レースの検証のうち6,935レースを勝負レースとしています。参加機会が多いので、月額880円は1レースあたり数円まで薄まります。
教材費は何レースで戻るか

必要的中率を越えているなら、次はこの計算ができます。
1レースの期待手残り = 100N × (的中率 × オッズ ÷ N − 1)
回収レース数 = 教材費 ÷ 1レースの期待手残り
括弧の中は「回収率 − 1」です。1点100円で買う前提で、採点できた商材を並べます。
| 商材 | 価格 | 回収率 | 1レースの手残り | 回収レース数 |
|---|---|---|---|---|
| 3連馬券1点主義(3連単) | 8,800円 | 316.0% | 216円 | 41レース |
| コンピの極意 | 1,800円 | 111% | 11円 | 164レース |
| ザ・フロントランナー(単勝) | 9,800円 | 191% | 91円 | 108レース |
| アイ・ウイナー1 | 9,900円 | 184.7% | 85円 | 117レース |
| ゴールデンホースビクトリーメソッド | 54,800円 | 150% | 50円 | 1,096レース |
| 南関コンピ・ジェネシス | 2,980円 | 109% | 9円 | 332レース |
1点100円という前提で読んでください。1点500円で買う人なら、回収レース数はすべて5分の1になります。ゴールデンホースの1,096レースも、1点1,000円なら110レースです。
回収レース数が長い商材は、悪い商材という意味ではありません。1点あたりの金額を上げて使う商材、という意味です。
たしかに、検証レース数は多い。しかし
ここまでの数字は、すべて販売者が示したものです。
11,378レース、64,952レース、21年間。検証の規模としては十分に大きく、少数のサンプルで言い切っているものではありません。この点は評価できます。
しかし、検証期間の成績が、これからの成績を約束するわけではありません。 どの商材の販売ページにも、そう書かれていません。当サイトも書きません。
だから、この記事は「当たるかどうか」ではなく「何回に1回当たれば元が取れるか」に絞りました。前者は誰にも分かりませんが、後者はいま決まっている数字だけで計算できます。
そして、後者が分からないまま買うと、当たっても増えない状態がもう1年続きます。
向いている人・向いていない人
| 内容 | |
|---|---|
| ○ | 毎週買っていて、当たる週はあるのに年間ではマイナス |
| ○ | 3連単・3連複を10点以上に広げて買っている |
| ○ | 1レースに500円以上を張れる |
| ○ | 買う前に点数を数える習慣がある |
| △ | 月に1〜2回しか買わない(回収レース数に届くまで年単位) |
| × | 1点100円しか張らないと決めている(固定費が投票額を超える) |
| × | 予想そのものを自動化したい(点数は自分で決める必要がある) |
よくある質問
Q. 必要的中率は、結局は回収率と同じことでは?
そのとおりです。実績の的中率 ÷ 必要的中率 は、計算すると回収率そのものになります。それでも必要的中率で書いているのは、買う前に決められる数字がこちらだからです。回収率は買い終わってから分かりますが、必要的中率は買う前に、点数を数えるだけで分かります。
Q. 平均配当が販売ページに書いていない場合は?
回収率 ÷ 的中率 で逆算できます。この記事の「逆算した平均配当」の列は、すべてこの計算です。両方書いていない場合は、逆算もできません。
Q. 点数を減らせば必ず勝てますか?
いいえ。点数を減らすと必要的中率は下がりますが、実際の的中率も下がります。減った分より的中率の落ち方が小さいときだけ、収支は改善します。どこまで減らせるかを教えるのが、馬券術の中身です。
Q. 控除率を引かないのは本当に正しいですか?
はい。オッズは 総投票額 × (1 − 控除率) ÷ その馬への投票額 で決まるので、表示された時点で控除後です。二重に引くと必要的中率が1.25倍ほど過大になります。
Q. 18種すべてを買う必要はありますか?
ありません。券種が違えば必要的中率の水準がまったく違うので、自分が普段買っている券種に合うものを1つ選んでください。
Q. 高い商材のほうが成績はいいですか?
今回の18種では、そうなっていません。回収レース数が最も短かったのは8,800円の商材でした。
Q. 極ウマ・プレミアムは必ず契約が必要ですか?
コンピ指数を使う商材では必要です。使わない商材(ザ・フロントランナー、ゴールデンホースなど)は不要と販売ページに記載があります。
Q. 地方競馬でも同じ式が使えますか?
使えます。パリミュチュエル方式は同じです。ただし払戻率は主催者ごとに異なるため、「越えるべき壁」の高さが変わります。
まとめ
- 当たった回数はレース単位、支出は点単位。単位が違うので的中率では収支を説明できない
- 必要的中率は
買い目点数 ÷ 平均配当オッズ。点数が2倍なら、必要な的中率もきっかり2倍 - 控除率はオッズにすでに入っている。式から引かず、越えるべき壁として使う
- 18種のうち、的中率と回収率の両方を示していて採点できたのは7種
- 同じ教材でも、3頭を1点で買うか3点で買うかで採算は3倍変わる
次にやることは1つです。今週買う予定のレースで、買い目の点数を数えてください。 その数を平均配当で割れば、あなたが今どの水準を要求されているのかが出ます。
その水準が現実的でなかったときに、点数の絞り方を教えてくれるのが馬券術です。個別の中身は、下のレビューで1本ずつ計算しています。
この記事の計算方法
- 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ
- 逆算した平均配当 = 販売者が示す回収率 ÷ 販売者が示す的中率
- 1レースの期待手残り = 100N × (的中率 × オッズ ÷ N − 1)、N=買い目点数
- 回収レース数は切り上げです(端数のレースでは回収しきれないため)
- 回収レース数 = 教材費 ÷ 1レースの期待手残り(1点100円で計算。複数点を買う場合は投資額に比例して手残りも増えるため、回収レース数は短くなります)
- 販売ページの回収率は外れた点を含む投資額に対する値のため「余裕」は点数込みで正確です。「必要的中率」は1点で買った場合の値であり、点数が公開されていない商材では下限にあたります
- 払戻率は日本中央競馬会の公表値(2014年6月7日改定)
- 各商材の的中率・回収率・検証レース数・価格は、2026年9月7日時点の各販売ページの記載です。当サイトが検証した数値ではありません。 販売ページの内容が更新された場合は、販売ページの記載が優先されます
- 記載のない項目を推測で補うことはしていません。「採点できない」と書いた商材は、必要な数字が販売ページに見当たらなかったものです
- 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません