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10点を9点にするのは、的中率を2.22ポイント上げるのと同じです|競馬予想の仕方は点数から

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

金曜の夜9時、あなたはノートパソコンで出馬表を開きます。

過去10走、調教タイム、血統、枠順、騎手の乗り替わり。今年からは馬体重の増減も見るようにしました。日曜の朝までに、合計6時間くらい使っています。

それでも年間の収支は、去年とほとんど同じでした。

「見る項目が足りないのかな」

見る項目を増やしても、回収率の式は変わりません。式には3つしか数字が入っていないからです。そして3つのうち、買う前に確定しているのは1つだけです。

目次

先に結論:回収率の式は3項しかありません

点数を1点減らすことは、的中率を何ポイント上げるのと同じか
点数を1点減らすことは、的中率を何ポイント上げるのと同じか

当サイトの記事はすべて、この1行から出発しています。

回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数

右辺は3つ。的中率・平均配当オッズ・買い目点数。予想でやっていることは、この3つのどれかを動かす作業に必ず還元されます。

ここから、1つの換算が出ます。

点数を1点減らす = 的中率を(現在の的中率 ÷ (点数 − 1))ポイント上げるのと同じ

的中率20%で10点買っているなら、20 ÷ 9 = 2.22ポイント。10点を9点にするのは、的中率を22.22%まで引き上げるのと同じ効果です。

片方は今すぐできて、もう片方は6時間かけても保証がありません。 あなたが削るのは9点目の1点で、それは出馬表を閉じたあとでも決められます。

3つのうち、買う前に決まっているのは1つだけ

3つのレバーを、確定するタイミングで並べます。

3つのレバーと、確定するタイミング
3つのレバーと、確定するタイミング
レバー いつ確定するか 買う前に動かせるか
買い目点数 買う前に確定 動かせる
平均配当オッズ 締切まで動き、確定は締切後 選べるが確定はしない
的中率 レースが終わるまで分からない 動かせない

いちばん下が、あなたが6時間かけているところです。動かそうとしているのは、買う前には存在しない数字になります。

真ん中は、オッズ画面を見れば近い値が分かります。ただし締切後に確定するので、買う時点の値そのままにはなりません。この動き方はオッズ計算の記事で扱いました。

いちばん上だけが、あなたが完全に決められます。10点にするか9点にするかは、レースの結果に一切左右されません。

あなたが予想に使っている時間の大半は、いちばん下の行に向かっています。動かせる保証がないところに、いちばん長く座っている形になります。

等価交換レートの表

点数を1点減らすことが、的中率で言えば何ポイントぶんかを並べました。

点数を1点減らすと、的中率を何pt上げたのと同じか
点数を1点減らすと、的中率を何pt上げたのと同じか
現在の点数 的中率5% 的中率10% 的中率20% 的中率30%
2点 +5.00pt +10.00pt +20.00pt +30.00pt
3点 +2.50pt +5.00pt +10.00pt +15.00pt
4点 +1.67pt +3.33pt +6.67pt +10.00pt
5点 +1.25pt +2.50pt +5.00pt +7.50pt
6点 +1.00pt +2.00pt +4.00pt +6.00pt
10点 +0.56pt +1.11pt +2.22pt +3.33pt
20点 +0.26pt +0.53pt +1.05pt +1.58pt
60点 +0.08pt +0.17pt +0.34pt +0.51pt

点数が少ないほど、1点減らす価値が大きくなります。 2点を1点にするのは、的中率を20.00ポイント上げるのと同じ。的中率を倍にするのと同じ意味です。

逆に60点買っているなら、1点減らしても0.34ポイントぶん。60点の人が1点だけ削っても、ほとんど何も起きません。 そこは1点ずつではなく、買い方の形から変える話になります。点数の作り方そのものは点数の記事にまとめました。

逆に、的中率を1ポイント上げるのは何点ぶんか

同じ換算を、向きを変えて見ます。

的中率を1ポイント上げるのは、何点減らすのと同じか
的中率を1ポイント上げるのは、何点減らすのと同じか
現在の点数 的中率5% 的中率10% 的中率20% 的中率30%
4点 0.67点 0.36点 0.19点 0.13点
10点 1.67点 0.91点 0.48点 0.32点
20点 3.33点 1.82点 0.95点 0.65点
60点 10.00点 5.45点 2.86点 1.94点

あなたが的中率20%・10点で、精度を1ポイント上げられたとします。それは0.48点ぶん、つまり1点減らすことの半分以下です。

あなたが1ポイント上げるのに使った時間は、点数を1点減らせば半分の労力で済んだという読み方になります。左上へ行くほど、この差は大きくなります。

回収率を10%上げるには、どれをどれだけ動かすか

同じ目標を3通りで達成してみます。

回収率を10%上げるのに必要な変化量
回収率を10%上げるのに必要な変化量

的中率20%・平均配当60.0倍・10点。回収率は120.00%です。これを132.00%にします。

動かすレバー いまの値 必要な値 変化量
① 的中率 20.00% 22.00% +2.00pt
② 買い目点数 10点 9.09点 −0.91点
③ 平均配当オッズ 60.0倍 66.0倍 +6.0倍

②は、10点を9点にすれば足ります。今日の午後にできます。

①は、5回に1回だった的中を、5回に1.1回にする作業です。6時間かけて達成できるかは、レースが終わるまで分かりません。

③は狙う配当帯を上げることですが、上げると①が下がります。3つは独立していません。 配当と的中率が同時に動く関係は勝てる買い方の記事で整理しました。

独立して動かせるのは②だけ、というのがこの表の読み方です。

ボックスなら、1頭減らすほうが速い

実際の買い目で「1点減らす」は、たいてい「1頭減らす」になります。

3連複ボックスを1頭減らしたときの必要的中率
3連複ボックスを1頭減らしたときの必要的中率
買い方 点数 1頭減らすと 必要的中率の倍率
4頭BOX 4点 3頭BOX 1点 0.250倍
5頭BOX 10点 4頭BOX 4点 0.400倍
6頭BOX 20点 5頭BOX 10点 0.500倍
7頭BOX 35点 6頭BOX 20点 0.571倍
8頭BOX 56点 7頭BOX 35点 0.625倍

6頭ボックスを5頭にすると、必要的中率が半分になります。 1頭消すだけで、合格ラインが50%下がる計算です。

ここでも上のほうが効きます。4頭を3頭にすれば0.250倍。必要的中率が4分の1になります。ボックスの点数の増え方はボックス買いの記事で表にしました。

あなたが6時間かけて8頭目の1頭を「消せるかどうか」考えているなら、その1頭を消すことで得られるのは0.625倍です。先に消すべきは、いちばん自信のない1頭ではなく、上から数えて余分な1頭になります。

「削ると当たらなくなる」

ここが引っかかると思います。

1頭減らせば、その馬が来たときに外れます。削るほど当たらなくなるのは事実です。

6頭ボックスで当たっていた人が5頭にすると、当たる回数は確実に減ります。減った週に「やっぱり6頭に戻そう」と思う。この動きは、計算では止まりません。

止まらないので、両方を1枚に並べておきます。必要的中率は0.500倍になり、実際の的中率も下がる。 問われているのは、下がり方がどちらのほうが大きいかです。

6頭目に置いていた馬が、20点のうち10点に絡んでいます。その10点の的中に占める割合が半分より小さければ、削ったほうが得になります。半分より大きければ、削らないほうがいい。

「その1頭が的中の半分を運んでいるか」 が判定条件です。感覚ではなく、あなたのこれまでの記録を見れば分かります。

あなたが記録を取っていないなら、そこから始めることになります。的中したレースで6頭目が絡んでいたかどうか、その1列だけで足ります。

予想を「見る作業」から「埋める作業」に変える

見る項目を増やすのではなく、埋める欄を4つに固定します。

予想を4つの欄に落とす3ステップ
予想を4つの欄に落とす3ステップ
  1. 券種と点数を先に書く。 「3連複・10点」。出馬表を開く前です
  2. その点数の必要的中率を出す。 点数 ÷ 画面の平均配当。10点・60.0倍なら16.67%
  3. 自分が置く確率と比べる。 上回っていれば買い、下回っていれば1頭削って2に戻ります

3で削って戻るたびに、必要的中率が下がります。下がりきったところが、あなたのその日の買い目です。

この手順だと、予想の作業は「どの馬が来るか」ではなく「どこまで削れるか」になります。削る作業には終わりがあります。 見る作業には終わりがありません。

あなたが6時間使っていたところは、この手順では2と3の往復に変わります。かかる時間は短くなり、出てくる数字は毎回同じ形になります。

削り方を設計している教材

「どこまで削るか」を商品にしたものが、市販の馬券術にもあります。

精度を上げるか、点数を決めるか
精度を上げるか、点数を決めるか
馬券術 削り方 点数 当サイトの採点
3連馬券1点主義 買い目を1点まで 1点 必要1.08% / 余裕3.16倍
ロジカルスターゲート 中穴候補を3頭 3連複なら1点 必要な平均配当1.43倍
スーパープレデター馬券術 買うレースのほうを絞る 記載なし 必要33.6% / 検証11,378レース

いちばん上は、この記事の等価交換レートを極端まで進めた形です。1点まで削ると必要的中率は1.08%。2点から1点にする1手が、いちばん効く1手でした。

いちばん下は点数ではなくレースを削る設計です。削る場所が違うだけで、割り算は同じになります。レースのほうを削る話はAI競馬予想の記事に書きました。

必要的中率も余裕も、各販売ページの表示(2026年9月時点)からの逆算です。当サイトが購入して検証した数値ではありません。

よくある質問

Q. 競馬予想の仕方で、いちばん先にやることは何ですか
券種と点数を決めることです。買う前に確定している唯一の数字なので、ここから逆算すると残りが埋まります。

Q. 予想の精度を上げるのは無駄ですか
無駄ではありませんが、買う前には測れません。的中率はレースが終わるまで確定しないので、精度への投資は結果が出てから評価することになります。

Q. 点数を1点減らす効果はどれくらいですか
現在の的中率 ÷ (点数 − 1) ポイントぶん、的中率を上げたのと同じです。的中率20%・10点なら2.22ポイント、2点なら20.00ポイントです。

Q. なぜ点数が少ないほど1点の価値が大きいのですか
効くのは点数の比だからです。10点から9点は0.900倍ですが、2点から1点は0.500倍。同じ1点でも比が違います。

Q. ボックスは何頭にすればいいですか
頭数ではなく必要的中率で決めてください。6頭を5頭にすると必要的中率は0.500倍、4頭を3頭にすると0.250倍になります。

Q. 削ると当たらなくなりませんか
なります。判定条件は「その1頭が的中の半分以上を運んでいるか」です。半分より小さければ、削ったほうが得になります。

Q. 平均配当オッズは動かせないのですか
狙う配当帯を変えれば動きます。ただし上げると的中率が下がるので、3つのレバーは独立していません。

まとめ

  • 回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数。 右辺は3つだけです
  • 3つのうち買う前に確定しているのは点数だけ。的中率はレースが終わるまで分かりません
  • 点数を1点減らす = 的中率を(現在の的中率 ÷ (点数−1))ポイント上げるのと同じ
  • 的中率20%なら、10点→9点は+2.22pt相当。2点→1点は+20.00pt相当です
  • 回収率を10%上げるのに要るのは、的中率+2.00pt か点数−0.91点 か平均配当+6.0倍
  • 6頭BOXを5頭にすると必要的中率は0.500倍、4頭を3頭なら0.250倍
  • 削る判定は「その1頭が的中の半分以上を運んでいるか」です

次に出馬表を開く前に、紙に1行だけ書いてください。「3連複・10点」。 券種と点数を先に固定すると、そのあとの作業が削る一方向になります。

どこまで削る設計なのか。18種を点数と必要的中率で並べた一覧があります。

馬券術18種を必要的中率で採点した表を見る


この記事の計算方法

  • 🚨ロジカルスターゲートは、2026年9月末でinfotopでの販売を休止しています(販売者インフォレース出版による告知・2026年9月18日。理由はinfotop側のクレジット決済障害で、復旧見通しは未定とされています)。この記事に載せた数値は休止前の販売ページの表示で、当サイトの計算と書き分けています。休止であって終了ではないため、記述は残しています。

  • 回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数(控除率は入れません。パリミュチュエルなのでオッズ側に入っています)

  • 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ
  • 等価交換レート = 現在の的中率(ポイント) ÷ (買い目点数 − 1)(当サイトの表記。点数を1点減らすことを、的中率の上げ幅に換算したもの)
    導出:点数 n を n−1 にすると回収率は n/(n−1) 倍。同じ倍率を的中率 p で作ると p×n/(n−1) となり、上げ幅は p/(n−1) になります
  • 逆向きの換算 = 買い目点数 ÷ (的中率のポイント + 1)(的中率を1ポイント上げることが、何点減らすのに相当するか)
  • ボックスの点数は組み合わせ数(3連複は nC3。4頭4点 / 5頭10点 / 6頭20点 / 7頭35点 / 8頭56点)
  • 本文の「的中率20%・平均配当60.0倍・10点」は、読み方を示すための例示です。 実在のレースや特定の買い方の成績ではありません
  • 「その1頭が的中の半分以上を運んでいるか」は、点数が0.500倍になる6頭→5頭の場合の判定条件です。倍率が変われば境目も変わります(4頭→3頭なら0.250倍が境目)
  • 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%)
  • 馬券術の的中率・回収率は各販売ページの表示(2026年9月時点)です。当サイトが購入して検証した数値ではありません
  • 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません

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