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回収率85%を100%にするなら、点数を15%減らすだけです|回収率の計算を組み替える

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

エクセルの一番下のセルに、85%と出ています。

払戻の合計を投資の合計で割った。計算は合っています。あと15%だな、と思ったところで、あなたはキーボードから指を離します。

その15%を、あなたは何で埋めるのか。予想の精度を上げるのか、点数を絞るのか、券種を変えるのか。その答えは、いま出した85%というセルの中には入っていません。

目次

先に結論:85%を100%にする方法は3つあり、効く速さが違います

100%に届く点数の上限は掛け算1本で出る
100%に届く点数の上限は掛け算1本で出る

回収率の計算式には、もう1つの書き方があります。

回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数

払戻÷投資とまったく同じ数字が出ますが、右辺が3つに分かれているぶん、どこを動かせばいいかが見えます。

あなたが的中率8.5%・平均配当20倍・2点で買っているなら、8.5% × 20 ÷ 2 = 85.0%。100%にするには、3つのうちどれかを動かします。

動かすもの 必要な変化 効くまでの時間
買い目点数 2.00点 → 1.70点(15.0%減) 今日
狙う平均配当 20倍 → 23.53倍(+17.65%) 今日(買うレースを変える)
実績的中率 8.5% → 10.00%(+17.65%) 1.2年(244レース)
回収率85%を100%にする3つの方法
回収率85%を100%にする3つの方法

3つとも同じ効果です。違うのは、動かしたことをいつ確認できるかです。

払戻÷投資は正しい。ただし来週が決まりません

念のため書いておくと、基本の計算式はこれで合っています。

回収率 = 払戻金の合計 ÷ 投資額の合計 × 100

10万円買って8万5,000円戻れば85%。エクセルなら =SUM(払戻列)/SUM(投資列) で終わりです。

問題は、この式が買い終わってからしか使えないことです。左辺に結果が入っていて、右辺にも結果が入っている。来週の買い方を決める材料が、どこにもありません。

分解した形は違います。右辺の3つのうち、2つはあなたが買う前に自分で決めている数字です。

  • 買い目点数 → マークシートを埋める前に確定している
  • 狙う平均配当 → どの券種のどの配当帯を狙うかで決まる
  • 実績的中率 → これだけが、買ったあとに分かる
結果を出す式と、来週を決める式
結果を出す式と、来週を決める式

買う前に決まっているものが2つあるなら、来週の設計はそこから始められます。

同じ85%でも、中身は何通りもあります

回収率85%の中身を5通り並べる
回収率85%の中身を5通り並べる

回収率85%という結果に行き着く組み合わせは、いくらでもあります。

的中率 平均配当 点数 回収率 必要的中率
34.0% 5倍 2点 85.0% 40.000%
8.5% 20倍 2点 85.0% 10.000%
3.4% 100倍 4点 85.0% 4.000%
17.0% 50倍 10点 85.0% 20.000%
5.0% 340倍 20点 85.0% 5.882%

5行とも回収率は同じですが、直すべき場所は全部違います。

1行目(的中率34%・平均5倍・2点)にいるなら、あなたはすでに3回に1回当てています。ここから的中率を上げるのは苦しい。動かすなら配当帯です。

5行目(的中率5%・平均340倍・20点)にいるなら、20点も買っていることになります。点数を17点に減らせば、それだけで100%です。

払戻÷投資だけを見ていると、この5人が全員「85%の人」に見えます。

100%に届く点数の上限は、掛け算1本で出ます

いちばん確実に動かせるのは点数なので、そこから逆算する式を出しておきます。

100%に届く点数の上限 = 実績的中率 × 狙う平均配当オッズ

実績的中率×狙う平均配当=点数の上限
実績的中率×狙う平均配当=点数の上限
実績的中率 平均20倍 平均50倍 平均100倍 平均300倍
5.0% 1.00点 2.50点 5.00点 15.00点
8.5% 1.70点 4.25点 8.50点 25.50点
12.0% 2.40点 6.00点 12.00点 36.00点
20.0% 4.00点 10.00点 20.00点 60.00点
34.0% 6.80点 17.00点 34.00点 102.00点

この点数で買うと、回収率はちょうど100%になります。それより1点でも多ければ100%を割ります。

なお、ボックスの記事でも点数の上限を出しましたが、あちらは「許せるノルマ」を自分で決めて掛けるやり方でした。こちらは実績の的中率を入れるので、すでに何レースか買っている人向けです。

3つのうち、今すぐ確実に動かせるのは点数だけです

同じ効果を得るのにかかる時間
同じ効果を得るのにかかる時間

3つの手段を、動かしやすさで並べ直します。

手段 誤差 反映 確認できるまで
買い目点数を減らす ゼロ(数えるだけ) 次のレースから 即時
狙う配当帯を上げる ゼロ(自分で決める前提) 次のレースから 即時
的中率を上げる 測定が必要 施策の効果は不明 244レース=1.2年

的中率を8.5%から10.0%に上げたとして、それが本当に上がったのかを確認するには244レースかかります(回収率の記事で計算しました)。1.2年後に「上がっていなかった」と分かる可能性もあります。

点数は違います。2点を1.7点にはできないので実際には1点にしますが、マークシートの段階で確定していて、誤差はゼロです。

「回収率を上げる」と言ったときに、多くの人が最初に手をつけるのは予想の精度=的中率です。3つのうち、いちばん遅くて、いちばん確認しづらい場所から始めていることになります。

券種をまたぐときは、1点あたりで揃えます

計算でもう1つ間違えやすいのが、券種の違う馬券を合算してしまうことです。

3連単を60点、複勝を3点買った日の払戻と投資をまとめて割ると、数字は出ます。ただしその85%は、3連単の85%でも複勝の85%でもありません。

券種ごとに払戻率が違い(3連単72.5%・複勝80.0%)、狙う配当帯も点数も違います。混ぜた回収率は、あなたがどの券種を直せばいいのかを教えてくれません。

エクセルで出すなら、券種の列を1つ足して、券種ごとに集計するのが最短です。列が1つ増えるだけで、直す場所が分かるようになります。

エクセルに用意する列は5つです

回収率を「来週が決まる形」で出す
回収率を「来週が決まる形」で出す

計算に必要な列を挙げます。

  1. 券種(3連単・3連複・馬連など)
  2. 買い目点数(そのレースで何点買ったか)
  3. 投資額(点数 × 1点あたりの金額)
  4. 払戻額(当たっていなければ0)
  5. 配当倍率(当たったときだけ記入)

ここから出すのは3つです。実績的中率(当たった行数 ÷ 全行数)、平均配当(5列目の平均)、平均点数(2列目の平均)。

3つを掛けて割れば回収率になりますが、それは確認用です。本番は「実績的中率 × 平均配当」で点数の上限を出すところにあります。

5列目の「配当倍率」だけは当たったときにしか埋まりませんが、これがないと平均配当が出ません。払戻額から点数を割り戻せば出るので、後からでも復元できます。

3か月後、エクセルの一番下に何が出るか

3か月ぶん、この5列を埋めたとします。

一番下に出るのは、いつもの回収率と、もう1つの数字です。「点数の上限」。たとえば的中率9.2%・平均配当48倍なら、上限は4.42点。

そこであなたは、自分がその3か月で平均何点買っていたかを見ます。6.5点だったなら、答えは出ています。 予想を良くする話ではなく、2点減らす話でした。

翌週から4点で買います。3か月後にもう一度集計すると、今度は的中率も少し動いているはずなので、上限も動きます。この往復は、予想の勉強とは別のところで回せます。

回収率だけを見ていた頃は、85%という数字を眺めて「来年こそは」と思うだけでした。同じ集計から、今週やることが1行出てくるようになります。

販売ページの回収率も、同じ形に割り直せます

市販の馬券術が示す回収率も、この3つに分解できます。的中率と回収率が両方書いてあれば、平均配当は逆算できます。

平均配当オッズ = 回収率 ÷ 的中率

馬券術 販売ページ表示 逆算した平均配当 必要的中率
3連馬券1点主義 的中率3.4% / 回収率316.0% 92.9倍 1.08%(1点)
スーパープレデター馬券術 勝負レースで137% — 33.6%

1行目は「回収率316%」という数字より、平均配当92.9倍を1点で取りにいく設計だと分かるほうが役に立ちます。あなたが同じ配当帯を狙えるかどうかが、買う前の判断材料になります。

※的中率・回収率はいずれも販売ページの表示で、当サイトが購入して検証した数値ではありません。

よくある質問

Q. 回収率の計算式を教えてください
払戻金の合計 ÷ 投資額の合計 × 100 です。ただし来週の買い方を決めるには、的中率 × 平均配当 ÷ 点数 の形に分解してください。

Q. エクセルではどう出しますか
=SUM(払戻列)/SUM(投資列) で回収率が出ます。あわせて実績的中率(当たった行数÷全行数)、平均配当、平均点数の3つを出してください。

Q. 平均配当が分かりません
当たったレースの配当倍率を平均します。記録がなければ、払戻額 ÷ 1点あたりの金額で逆算できます。

Q. 券種を混ぜて計算してはいけませんか
出せますが、直す場所が分からなくなります。払戻率も配当帯も点数も違うので、券種ごとに分けてください。

Q. 100%を超えている場合はどうすればいいですか
点数を増やす余地があります。上限(実績的中率 × 平均配当)まで増やしても100%は割りません。ただし実績的中率が本物かは別途の確認が必要です。

Q. 的中率を上げるのがいちばん本質的では
本質的ですが、効果を確認するのに244レースかかります。点数は今日決められて誤差もゼロなので、先に動かすほうが速いという話です。

Q. 何レース記録すれば点数の上限が出せますか
点数と配当帯は最初から確定しているので、実績的中率の精度だけの問題です。当サイトでは3か月(30〜40レース)を最初の目安にしています。

まとめ

  • 払戻 ÷ 投資は正しい計算です。ただしその式からは来週やることが1つも出てきません
  • 組み替えると 回収率 = 的中率 × 平均配当 ÷ 点数。右辺の2つは買う前に決まっています
  • 85%を100%にするには、点数15.0%減 / 配当帯+17.65% / 的中率+17.65% のどれか1つ
  • 確認できるまでの時間が違います。 点数と配当帯は即時、的中率は244レース=1.2年
  • 100%に届く点数の上限 = 実績的中率 × 狙う平均配当。 的中率8.5%・平均20倍なら1.70点

エクセルに券種と点数と配当倍率の列を足してください。回収率の下に、点数の上限がもう1行出ます。

出てきた上限を持って、越えられる線がどこにあるかを見てください。市販の馬券術18種を、同じ3つの分解で採点した表があります。

馬券術18種を必要的中率で採点した表を見る


この記事の計算方法

  • 回収率 = 払戻金の合計 ÷ 投資額の合計 × 100
  • 回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数(上と同じ数字を3つに分解した形)
  • 平均配当オッズ = 回収率 ÷ 的中率(販売ページの2つの数字から逆算する場合)
  • 100%に届く点数の上限 = 実績的中率 × 狙う平均配当オッズ
  • 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ
  • 85%を100%にするのに必要な倍率 = 1 ÷ 0.85 = 1.1765倍(点数なら15.0%減、的中率と配当なら+17.65%)
  • 「244レース」は、実績的中率が必要的中率を上回っていると言えるまでのレース数です(回収率の記事で計算。実績3.4%・必要1.08%の例)
  • 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%、WIN5 70.0%)
  • 控除率はオッズに含まれているため、必要的中率の式から重ねて引いていません(日本の競馬はパリミュチュエル方式)
  • 本文の「85%」「的中率8.5%」などは読み方を示すための例示です
  • 馬券術の的中率・回収率は各販売ページの表示(2026年9月時点)です。当サイトが購入して検証した数値ではありません
  • 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません

回収率と期待値

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