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土曜の1レース目。あなたは投票画面を開いて、金額の欄で少し止まります。
先週は勝ったので、今日は1点200円。3レース目で外して、次は100円に戻す。メインレースは「ここは勝負」と思って500円。
その日のうちに、単位が3回変わっています。
「まあ、余ったお金でやってるし」
余ったお金かどうかは関係ありません。単位が動くと、続けられるレース数が動くからです。そして単位は、回収率を1ポイントも動かしません。
先に結論:資金管理とは、1点いくらを1つ決めることです

決めるのはこの1つだけです。
1点あたりの単位 = 軍資金 ÷ (耐えるレース数 × 1レースの点数)
軍資金50,000円で、外れ続けても40レースは買い続けたい。1レースに10点買う。50,000 ÷ (40 × 10) = 125円。100円単位に切り下げて、1点100円です。
これで終わりです。予算の上限を決める作業ではなく、割り算を1回する作業になります。
あなたが決めるのは金額の天井ではなく、1回あたりの目盛りです。目盛りが一定なら、あとで回収率が測れます。
軍資金は「なくなっても生活に影響しない額」を先に置いてください。その額が決まらないと、この式は始まりません。
軍資金と点数から、単位は一意に決まります
耐えるレース数を40で固定して、軍資金と点数を振ってみます。

| 軍資金 | 3点 | 6点 | 10点 | 20点 | 30点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20,000円 | 100円 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
| 50,000円 | 400円 | 200円 | 100円 | 不可 | 不可 |
| 100,000円 | 800円 | 400円 | 200円 | 100円 | 不可 |
| 200,000円 | 1,600円 | 800円 | 500円 | 200円 | 100円 |
| 500,000円 | 4,100円 | 2,000円 | 1,200円 | 600円 | 400円 |
「不可」は、1点100円でも40レースもたないという意味です。馬券の最小単位が100円なので、そこから下げようがありません。
軍資金50,000円のあなたが20点買っているなら、単位を下げても解決しません。点数のほうを減らすことになります。 点数を減らす効果は競馬予想の仕方の記事で換算表にしました。
資金管理と点数は、別々に決められません。 どちらかを決めると、もう片方の上限が決まります。
あなたが先に点数を決めているなら、この表の縦を見て単位が出ます。先に単位を決めているなら、横を見て買える点数が出ます。点数そのものの決め方は点数の記事にまとめました。
逆に、いまの単位で何レース耐えられるか
すでに単位を決めているなら、割り算の向きを変えるだけです。
耐えられるレース数 = 軍資金 ÷ (単位 × 点数)

| 単位 | 1点 | 3点 | 10点 | 20点 | 30点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 100円 | 500.0 | 166.7 | 50.0 | 25.0 | 16.7 |
| 200円 | 250.0 | 83.3 | 25.0 | 12.5 | 8.3 |
| 500円 | 100.0 | 33.3 | 10.0 | 5.0 | 3.3 |
| 1,000円 | 50.0 | 16.7 | 5.0 | 2.5 | 1.7 |
右下を見てください。1点1,000円で30点買うと、軍資金50,000円は1.7レースで尽きます。
あなたが「勝負レースだから500円」とした日、その1レースで軍資金の10.0%(10点なら)を置いていることになります。気分で上げた単位は、耐えられるレース数を直接削ります。
何レース耐えられればいいかは的中率で決まります。その関係は1点買いの記事で数字にしました。
単位を2倍にすると、レース数は半分です
比例の関係なので、ここは単純です。

| 1点あたり | 1レースの投資 | 耐えられるレース数 |
|---|---|---|
| 100円 | 1,000円 | 50.00レース |
| 200円 | 2,000円 | 25.00レース |
| 400円 | 4,000円 | 12.50レース |
| 800円 | 8,000円 | 6.25レース |
100円を800円にすると、50レースが6.25レースへ。8分の1です。
増えるのは1回の当たりの大きさで、減るのは試行回数になります。増えた側だけを見て単位を上げると、この表を下へ進みます。
あなたが1回の当たりを大きくしたいなら、単位ではなく狙う配当帯を動かすほうが筋です。配当帯と的中率が同時に動く関係は回収率の記事で整理しました。
それでも、回収率は1ポイントも動きません
ここが単位のいちばん大事な性質です。

的中率20.0%・平均配当60.0倍・10点で計算しました。
| 1点あたり | 1レースの投資 | 期待できる払戻 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 100円 | 1,000円 | 1,200円 | 120.00% |
| 500円 | 5,000円 | 6,000円 | 120.00% |
| 1,000円 | 10,000円 | 12,000円 | 120.00% |
回収率は比なので、単位を掛けても割ると消えます。 投資も払戻も同じ倍率で増えるからです。
だから単位を上げても設計は良くなりません。 良くなったように見えるのは、当たった日の金額が大きいからです。収支アプリの記事で書いたとおり、金額は差で、回収率は比です。
例外が1つあります。予想ソフトを買っているなら、単位を上げると負担ポイントが下がります。 固定費が1レースあたりに薄まるからです。この計算は予想ソフトの記事にまとめました。
1レースに軍資金の何%を置いているか
同じ単位でも、点数が違えば軍資金に対する重さが変わります。

| 単位 | 3点 | 10点 | 20点 | 30点 |
|---|---|---|---|---|
| 100円 | 0.60% | 2.00% | 4.00% | 6.00% |
| 200円 | 1.20% | 4.00% | 8.00% | 12.00% |
| 500円 | 3.00% | 10.00% | 20.00% | 30.00% |
| 1,000円 | 6.00% | 20.00% | 40.00% | 60.00% |
右下は、1レースで軍資金の60.00%です。2レース続けて外すと、ほぼ残りません。
あなたが自分の行を見つけたら、その数字が納得できるかを1回だけ考えてください。納得できないなら、単位か点数のどちらかを下げることになります。
「100円じゃ、当たっても増えない」
ここが引っかかると思います。
1点100円で10点なら、1レース1,000円。当たっても数千円です。半日かけて予想して、これでは物足りないという感覚は消えません。
消えないので、順番だけ決めておきます。
単位を上げるのは、回収率が100%を超えてからです。 100%を超えていない設計で単位を上げると、減る速さが上がるだけになります。
半年後を2通り並べます。片方は、勝った週に単位を上げて負けた週に下げてきた状態。回収率がいくつだったのかは分かりません。 単位が動いていると、投資額と払戻額の比が測りにくくなります。
もう片方は、半年ずっと1点100円で通した状態です。回収率が1つの数字で出ています。 その数字が110%なら、単位を上げる根拠があります。95%なら、上げる根拠はまだありません。
単位を固定するのは、我慢のためではなく測るためです。物差しの目盛りが動いていたら、長さが測れません。
あなたが半年で1つだけ数字を持ち帰るとしたら、それは収支の額ではなく回収率になります。
資金管理を決める3ステップ

- 軍資金を決める。 なくなっても生活に影響しない額。ここが最初です
- 耐えるレース数と点数を置く。 「40レース・10点」で構いません
- 割って単位を出す。 軍資金 ÷ (レース数 × 点数)。100円単位に切り下げます
3で100円に届かなければ、軍資金を増やすのではなく点数を減らします。 増やすほうを選ぶと、耐えられるレース数の問題が先送りになるだけです。
出した単位は、次に見直すまで動かしません。 見直すのは、回収率が出てからです。
あなたが3で出した数字を紙に書いて、投票画面の横に置いておくだけで十分です。決め直すのは月末の1回にします。
点数が少ない設計ほど、単位を上げられます
同じ軍資金でも、点数の少ない設計なら1点あたりを大きくできます。

| 馬券術 | 点数 | 軍資金50,000円・40レースなら |
|---|---|---|
| 3連馬券1点主義 | 3連単1点 | 1点1,200円まで |
| ロジカルスターゲート | 3連複1点(3頭選出) | 1点1,200円まで |
| スーパープレデター馬券術 | 買うレースを絞る | 買う本数が減るぶん単位を上げられる |
上2つは1点なので、同じ軍資金で10点買いの12倍の単位を置けます。「1点100円では物足りない」の答えが、点数側にある形です。
いちばん下はレースを絞る設計なので、40レースぶんの期間が長くなります。同じ軍資金でも、消費する速さが遅くなるという効き方です。
必要的中率も余裕も、各販売ページの表示(2026年9月時点)からの逆算です。当サイトが購入して検証した数値ではありません。
よくある質問
Q. 競馬の資金管理で最初に決めることは何ですか
軍資金です。なくなっても生活に影響しない額を先に置いてください。そこから単位が割り算で出ます。
Q. 1点あたりの単位はどう決めますか
軍資金 ÷ (耐えるレース数 × 1レースの点数) です。50,000円・40レース・10点なら125円で、100円単位に切り下げて1点100円になります。
Q. 単位を上げると回収率は上がりますか
上がりません。回収率は比なので、投資も払戻も同じ倍率で増えて打ち消し合います。動くのは耐えられるレース数のほうです。
Q. 100円でも40レースもたないときは
点数を減らしてください。馬券は100円より下げられないので、単位側では解決しません。
Q. 勝負レースで単位を上げてもいいですか
上げた時点で耐えられるレース数が減ります。10点で500円なら1レースで軍資金の10.00%です。上げる前にその割合を見てください。
Q. 単位はいつ見直しますか
回収率が出てからです。単位が動いていると投資額と払戻額の比が測りにくいので、測り終わるまでは固定しておきます。
Q. 予想ソフト代は単位に関係ありますか
します。単位を上げると固定費が1レースあたりに薄まるので、負担ポイントが下がります。これは単位が回収率に効く唯一の経路です。
まとめ
- 1点あたりの単位 = 軍資金 ÷ (耐えるレース数 × 1レースの点数)。 割り算1回です
- 耐えられるレース数 = 軍資金 ÷ (単位 × 点数)。 向きを変えただけの同じ式です
- 軍資金50,000円で20点買うと、1点100円でも40レースもちません
- 単位を2倍にすると、耐えられるレース数は半分。 100円→800円で50.00レースが6.25レースへ
- 単位は回収率を1ポイントも動かしません。 100円でも1,000円でも120.00%のままです
- 例外は予想ソフト代だけ。単位を上げると負担ポイントが下がります
- 1点1,000円で30点は、1レースで軍資金の60.00%。2回外すとほぼ残りません
次に投票画面を開く前に、紙に1行書いてください。「1点◯◯円」。 その日のうちに変えないことが、資金管理の中身です。
同じ軍資金でどこまで単位を上げられるか。18種の点数と合格ラインを1枚に並べてあります。
この記事の計算方法
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🚨ロジカルスターゲートは、2026年9月末でinfotopでの販売を休止しています(販売者インフォレース出版による告知・2026年9月18日。理由はinfotop側のクレジット決済障害で、復旧見通しは未定とされています)。この記事に載せた数値は休止前の販売ページの表示で、当サイトの計算と書き分けています。休止であって終了ではないため、記述は残しています。
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1点あたりの単位 = 軍資金 ÷ (耐えるレース数 × 1レースの点数)(当サイトの表記。100円単位に切り下げます)
- 耐えられるレース数 = 軍資金 ÷ (単位 × 1レースの点数)(上の式を解き直したもので、同じ関係です)
- 1レースで置く割合 = 単位 × 点数 ÷ 軍資金
- 回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数。この式に単位(1点あたりの金額)は入りません。投資額と払戻額の両方が同じ倍率で動くため、比である回収率は変わりません
- 耐えられるレース数は「1度も当たらなかった場合」の計算です。 途中で的中があれば軍資金は戻るので、実際にはこれより長くもちます。下限として使ってください
- 何レース耐えれば足りるかは的中率で決まります。連敗の長さそのものは別記事で扱っています
- 最適な賭け比率(資金の何%を賭けるか)の理論には、この記事では踏み込んでいません
- 本文の「軍資金50,000円」「的中率20.0%・平均配当60.0倍」などは、読み方を示すための例示です。 特定の買い方の成績ではありません
- 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%)
- 馬券術の点数・必要的中率は各販売ページの表示(2026年9月時点)からの逆算です。当サイトが購入して検証した数値ではありません
- 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません
- のめり込みにお困りの方は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会などの相談窓口をご利用ください