※本記事はアフィリエイト広告を含みます。
木曜の昼休み、あなたは販売ページの実績表をスクロールしていました。
川崎12レース中8レース、笠松12中9、園田11中7。全35レース中24レース的中。 数字は具体的で、日付も入っています。68%という的中率も悪くない。
「これ、いいんじゃないか」
ただ、この買い方は1レースに複数点を置いて資金を配分する型です。何点買うかはレースごとに変わります。だから的中率だけでは足りません。
あなたに必要なのはもう1つ、合成オッズです。そして68%が成立するのは、合成オッズが1.4583倍を超えたときだけになります。
先に結論:必要な合成オッズ = 1 ÷ 的中率

複数点に資金を配分して、どれが当たっても払戻が同額になる買い方。このとき成立の条件はこれだけです。
必要な合成オッズ = 1 ÷ 的中率
的中率68.57%(35レース中24レース)なら、1 ÷ 0.6857 = 1.4583倍。合成オッズがこれを超えていればプラス、下回っていればマイナスです。
合成オッズは、選んだ馬のオッズだけで出ます。
合成オッズ = 1 ÷ (選んだ馬の「1 ÷ オッズ」の合計)
つまり成立条件は、選んだ馬の (1÷オッズ) の合計 ≦ 的中率。左右ともあなたが数えられる数字なので、比べるだけで判定できます。合成オッズの仕組みは単勝と合成オッズの記事にまとめました。
合成オッズ型は、必要な数値が2つしかありません
ここがこの型の強みです。ほかの馬券術は、採点に4つの数値を使います。
| 型 | 採点に必要な数値 |
|---|---|
| ふつうの馬券術 | 的中率・回収率・買い目点数・平均配当 |
| 軸1頭型 | 軸の入着率(券種を決めれば線が1つに決まる) |
| 合成オッズ型 | 的中率・合成オッズ の2つだけ |
点数も券種も要りません。 あなたが何点買おうが、どの券種だろうが、合成オッズという1つの数字に畳まれるからです。
だから合成オッズ型は、本来いちばん採点しやすい型です。数値が2つそろっていれば、その場で判定できます。
弱点を先に書きます:合成オッズの記載がありません
販売ページの表示(2026年9月時点)を欄に入れ直すと、こうなります。

| 項目 | 地方競馬版 | 中央版 |
|---|---|---|
| 的中率 | 全35レース中24レース | 福島12中6・中京12中8・函館12中9 |
| 合成オッズ | 記載なし | 記載なし |
| 回収率 | 記載なし | 記載なし |
| 券種 | 合成オッズ(複数点の資金配分) | 合成オッズ |
| 検証 | 川崎・笠松・園田の35レース | 36レース |
| 価格 | 10,000円 | 10,000円 |
| 初期費用の記載 | 500円から | 1,000円から |
| 買うレース数の記載 | 月約100レース | 記載なし |
2つ必要なうち、埋まるのは的中率だけです。
合成オッズの記載がないため、当サイトの採点(余裕)はできません。 18種を見て採点できたのは7種で、この2本は残りの11種に入ります。不可は評価が低いという意味ではなく、物差しに載せる数値がそろっていないという意味です。
表示の的中率から、必要な合成オッズを逆算する
採点はできませんが、販売ページの数字から「越えるべき線」は出せます。

| 表示(販売ページより) | 的中率 | 必要な合成オッズ | Σ(1÷オッズ)の上限 |
|---|---|---|---|
| 地方版 全35レース中24レース | 68.57% | 1.4583倍 | 0.6857 |
| 中央版 福島12中6 | 50.00% | 2.0000倍 | 0.5000 |
| 中央版 中京12中8 | 66.67% | 1.5000倍 | 0.6667 |
| 中央版 函館12中9 | 75.00% | 1.3333倍 | 0.7500 |
| 中央版「ダントツ1番人気除外で9割以上」 | 90.00% | 1.1111倍 | 0.9000 |
福島の50.00%なら合成オッズ2.0000倍が必要。函館の75.00%なら1.3333倍で足ります。
同じソフトでも、開催と設定で越えるべき線が2.0000倍から1.1111倍まで動きます。的中率が高い場面ほど、必要な合成オッズは低くていいという関係です。
そのΣは、人気何頭ぶんか
Σの上限0.6857という数字が、実際にどのくらいの買い方に相当するのかを見ます。
18頭立ての単勝オッズを2.3・4.0・6.0・9.0・14・20…と並べた例で、人気順に足していきます(合計は必ず1.2513になります)。

| 買う頭数 | 足した単勝オッズ | Σ(1÷オッズ) | 判定(上限0.6857) |
|---|---|---|---|
| 1頭 | 2.3倍 | 0.4348 | 収まる |
| 2頭 | 4.0倍 | 0.6848 | ぎりぎり収まる |
| 3頭 | 6.0倍 | 0.8514 | 超える |
| 4頭 | 9.0倍 | 0.9626 | 超える |
人気2頭でΣ0.6848。上限0.6857にぎりぎり収まります。 3頭目を足すと0.8514で超えます。
つまり的中率68.57%を成立させるには、人気上位2頭ぶんの重さに収めたまま、7割近く当て続ける必要があります。数字にすると、かなり狭い通路です。
「ダントツ1番人気を見送る」の意味
販売ページには、ダントツの1番人気がいるレースを見送る設定があると書かれています。これはΣを下げる操作として説明がつきます。

| 単勝オッズ | 1÷オッズ | Σ合計に占める割合 | |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 2.3倍 | 0.4348 | 34.7% |
| 2番人気 | 4.0倍 | 0.2500 | 20.0% |
| 3番人気 | 6.0倍 | 0.1667 | 13.3% |
| 4番人気 | 9.0倍 | 0.1111 | 8.9% |
1番人気1頭で、Σ合計1.2513の34.7%を占めます。 買い目に入れた瞬間、予算の3分の1が1頭で埋まる計算です。
だから外すと、買える頭数が変わります。
| Σ0.6857以内で買える頭数 | そのときのΣ | |
|---|---|---|
| 1番人気を入れる | 2頭 | 0.6848 |
| 1番人気を外す | 5頭 | 0.6492 |
外すだけで、2頭が5頭になります。 同じ重さで、あなたが触れる馬が2.5倍になる計算です。
ダントツ人気を避ける設定は、当たりやすさを捨てて、Σの余白を買う操作だと読めます。当サイトはソフトの中身を見ていないので、実際の意図までは分かりません。
「自動で買い目が出るだけで価値はある」
正直に書くと、ここまでの話はソフトの価値を否定していません。自動で買い目と配分が出ること自体に手間の削減があるからです。
合成オッズの配分は、手でやると面倒です。オッズに反比例させて金額を割り振り、100円単位に丸め、Σを確かめる。毎レース10分かかる作業が自動で出るなら、それは買う理由になります。
その一方で、手間が減っても採算は変わりません。 配分を自動化しても、Σが的中率を上回っていればマイナスのままです。
だから判断はこう分かれます。「手間を10,000円で買う」なら成立する話。「勝てる買い目を10,000円で買う」なら、合成オッズの記載を見てから決める話です。
採点できる商材と、できない商材
合成オッズや複数点配分に関わる商材を並べます。

| 商材(販売ページの表示より) | 価格 | 的中率 | 合成オッズ/回収率 | 採点 |
|---|---|---|---|---|
| 合成オッズ地方競馬版 | 10,000円 | 35中24 | 記載なし | 不可 |
| 合成オッズ版 | 10,000円 | 12中6〜9 | 記載なし | 不可 |
| アイ・ウイナー1 | 9,900円 | 60.3% | 回収率184.7% | 可(余裕1.85倍) |
| 3連馬券1点主義 | 8,800円 | 3.4% | 回収率316.0% | 可(余裕3.16倍) |
アイ・ウイナー1は単勝の1〜4点買いなので、実質は合成オッズ型と同じ構造です。違いは回収率が書かれていること1点で、それだけで採点できる側に入っています。
合成オッズか回収率、どちらか1つが書かれていれば採点できます。 この2本はどちらもありません。
10,000円は、何レース買うかで軽くなります
負担ポイントは、賭け金と買うレース数と年数で決まります。

| 1レースの投資額 | 年624レース・1年 | 年624レース・3年 | 年1,200レース・1年 | 年1,200レース・3年 |
|---|---|---|---|---|
| 100円 | 16.03pt | 5.34pt | 8.33pt | 2.78pt |
| 300円 | 5.34pt | 1.78pt | 2.78pt | 0.93pt |
| 1,000円 | 1.60pt | 0.53pt | 0.83pt | 0.28pt |
地方版は「月約100レース」=年1,200レースの記載があるので、中央の週12レース想定より薄まります。 1レース300円・1年なら5.34ptが2.78ptへ。買うレース数が多いこと自体が、価格を軽くします。
負担ポイントは、あなたの回収率から直接引く数字です。1レース100円・年624レース・1年だと16.03pt。 表示が110%でも実質93.97%になります。
初期費用の記載(地方版500円から・中央版1,000円から)は、この計算に含めていません。
地方版と中央版の違い
| 地方競馬版 | 中央版 | |
|---|---|---|
| 対象 | 川崎・笠松・園田など地方 | 福島・中京・函館など中央 |
| 表示の的中率 | 全35レース中24レース | 12中6・12中8・12中9 |
| 買うレース数の記載 | 月約100レース | 記載なし |
| 初期費用の記載 | 500円から | 1,000円から |
| 除外設定の記載 | ダントツ1番人気の見送りあり | ダントツ1番人気除外で9割以上 |
| 価格 | 10,000円 | 10,000円 |
同じ10,000円ですが、地方版のほうが買うレース数の想定が多く、負担ポイントが軽くなります。 一方で地方競馬は出走頭数が中央より少ないことが多く、その場合はΣ合計そのものが変わります。
どちらを選ぶかは、あなたがどちらを買っているかで決まります。 両方買う理由は、この計算からは出てきません。
10,000円が戻るまでのレース数
| 回収率 | 1レース100円 | 300円 | 1,000円 |
|---|---|---|---|
| 105% | 2,000レース | 667レース | 200レース |
| 110% | 1,000レース | 333レース | 100レース |
| 120% | 500レース | 167レース | 50レース |
1レース300円で回収率110%なら333レース。 地方版の月約100レースなら3.3か月です。
ただしこの表は回収率が分かっている前提です。合成オッズの記載がないので、あなたが自分で測るまで、どの行にいるかは分かりません。
向いている人・向いていない人

向いているのは、地方競馬を月100レース規模で買っていて、配分の計算を自動化したい人です。1レース300円・3年なら負担0.93ptに収まり、価格がほとんど効きません。
向いていないのは、1レース100円で週末だけ試したい人です。年624レース・1年だと16.03ptが乗るので、表示がどれだけよくても実質が沈みます。
もう1つの分かれ目は、買い目が出たときにΣを自分で確かめるかどうかです。出た買い目のオッズを逆数にして足せば、その場でΣが出ます。それを的中率と比べる習慣がないと、この記事の判定は使えません。
買う前に確認する3ステップ

- 合成オッズ(またはΣ)の記載を探す(あれば 1÷的中率 と比べるだけで採点できます)
- 買うレース数の想定を確認する(月100レースなら価格は薄まります)
- 1レースの投資額を決める(100円か300円かで負担が3.2倍変わります)
1が見つからない場合は、購入後に出た買い目のΣを20〜30レース記録して自分で測ることになります。オッズを逆数にして足すだけなので、1レース30秒です。
よくある質問
Q. 合成オッズはどう計算しますか
買い目に入っている馬のオッズをそれぞれ逆数にして足し、その合計の逆数を取ります。単勝2.3倍と4.0倍なら 0.4348+0.2500=0.6848 で、合成オッズは1.460倍です。
Q. 点数が毎レース変わっても判定できますか
できます。点数はΣに畳まれるので、比べるのは合成オッズと 1÷的中率 の2つだけです。
Q. Σが1.000を超えることはありますか
あります。その場合はどの馬が勝っても元本割れです。詳しくは単勝と合成オッズの記事に書きました。
Q. 地方版と中央版のどちらがいいですか
あなたが買っている競馬のほうです。計算上は、買うレース数が多いほうが価格の負担は軽くなります。
Q. 初期費用500円・1,000円は何ですか
販売ページにそう記載されています。内訳は当サイトでは確認していないため、負担ポイントの計算には含めていません。
Q. このソフトを実際に動かして確かめましたか
いいえ。当サイトは購入していないので、動作・サポート・設定の中身は分かりません。この記事で扱ったのは、販売ページに書かれた数字と、そこから出せる計算だけです。
まとめ
- 合成オッズ型は、採点に必要な数値が2つだけ(的中率と合成オッズ)。点数も券種も要りません
- 必要な合成オッズ = 1 ÷ 的中率。成立条件は Σ(1÷オッズ) ≦ 的中率
- 表示から逆算すると、地方版68.57%なら1.4583倍、中央版は50.00%で2.0000倍・75.00%で1.3333倍
- 合成オッズの記載がないため、当サイトの採点(余裕)はできません(18種中11種がこちら側)
- Σの上限0.6857に収まるのは人気2頭ぶん(Σ0.6848)まで。3頭目で0.8514になり超えます
- 1番人気1頭でΣ合計1.2513の34.7%を占めます。外すと同じ重さで2頭が5頭に(2.5倍)
- 「ダントツ1番人気を見送る」設定は、当たりやすさを捨ててΣの余白を買う操作と読めます
- 10,000円の負担は年1,200レース・300円・3年で0.93pt、年624レース・100円・1年なら16.03pt
- 回収レース数は1レース300円・回収率110%で333レース(月100レースなら3.3か月)
合成オッズ型を10,000円で買うかどうかは、配分の手間を買うのか、勝てる買い目を買うのかで分かれます。後者なら、販売ページで合成オッズの1行を探すのが先です。
中央競馬で使うなら合成オッズ版です。設定の詳細と実績表は販売ページに書かれています。最新の価格と内容もそちらでご確認ください。
この記事の計算方法
- 合成オッズ = 1 ÷ (選んだ馬の「1 ÷ オッズ」の合計)。オッズに反比例させて配分したとき(どの馬が来ても払戻が同額になる買い方)の式です
- 必要な合成オッズ = 1 ÷ 的中率。回収率 = 的中率 × 合成オッズ を1に置いて解いた形です
- 成立条件 = 選んだ馬の (1÷オッズ) の合計 ≦ 的中率。上の式の両辺を逆数にしただけの同じ関係です
- 的中率68.57% は「全35レース中24レース」を割った値です(販売ページの表示は68%)
- 全馬の (1÷オッズ) の合計は必ず 1 ÷ 払戻率 = 1.250 になります。確定オッズについての関係で、表示オッズは端数処理のためぴったりにはなりません
- 本文の18頭立てのオッズ(2.3 / 4 / 6 / 9 / 14 / 20 / 28 / 36 / 45 / 55 / 70 / 85 / 100 / 120 / 150 / 200 / 250 / 300倍)は、合計が1.250前後になるように作った例示です(実際の合計は1.2513)。実在のレースの値ではありません
- 負担ポイント = 10,000円 ÷ (年間購入レース数 × 使用年数 × 1レースの投資額) × 100。実質回収率 = 表示回収率 − 負担ポイント。初期費用の500円・1,000円は含めていません
- 年624レースは中央の週12レース×52週、年1,200レースは地方版の「月約100レース」の記載から置いた想定です
- 回収レース数 = 10,000円 ÷ (1レースの投資額 × (回収率 − 1))
- 的中率・検証レース数・券種・価格・初期費用・除外設定はすべて販売ページの表示(2026年9月時点)です。 販売者による表示であり、当サイトが購入して検証した数値ではありません
- 「ダントツ1番人気を見送る設定はΣを下げる操作と読める」は当サイトの解釈です。ソフトの中身は確認していません
- 控除率は必要的中率の式に入れていません。 オッズは控除後の値なので、重ねて引くと二重計上になります
- 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%)。地方競馬の払戻率は主催者ごとに異なります
- 販売ページの表示は変わることがあります。記事の内容と違っていたら、販売ページのほうが正です
- 当サイトはこの商材を購入していません。 動作・サポート・設定の中身については扱っていません
- 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません
- のめり込みにお困りの方は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会などの相談窓口をご利用ください
ほかの馬券術と比べる
当たっているのに増えないのは、点数で割っていないからです|馬券術18種を必要的中率で採点【2026年】