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日曜の11レース。あなたの3連複が当たりました。配当は4,280円。
払戻画面を閉じる前に、つい同じレースの3連単を見てしまいます。24,600円。 買っていたのは同じ3頭で、着順まで当たっていました。
「同じ3頭を選んでたのに」
その気持ちは毎回きます。年に2回くらいは実際に3連単へ替えて、当たらなくなって戻る。替えるか戻すかを決めているのは、そのときの気分だけです。
決められる形があります。3連単を何点買うかを決めれば、必要な「着順の読みの精度」が1つに決まります。 式は割り算1回です。
先に結論:必要な精度 = 3連単の点数 ÷ 5.8000

同じ3頭を選んだあと、3連複1点でいくか3連単でいくか。判定はこれだけです。
必要な精度 = 3連単の点数 ÷ 5.8000
1着だけ決めて残り2頭は両方買う「2点」なら、2 ÷ 5.8000 = 34.483%。選んだ3頭のうちどれが1着かを、34.483%を超えて当てられるなら3連単2点が有利です。でたらめは33.333%なので、超えるべき高さは1.0345倍だけです。
そして6点なら 6 ÷ 5.8000 = 103.448%。100%を超えているので、どれだけ読みが正確でも届きません。
3連複と3連単の違いは、着順を言うかどうかだけです
まず定義から。3連複は3着までに入る3頭を、順番を問わずに当てる券。3連単は同じ3頭を、着順まで当てる券です。
選ぶ馬は同じです。3頭が3着以内に来なければ、どちらも外れます。

| 項目 | 3連複 | 3連単 | 比 |
|---|---|---|---|
| 組み合わせの総数 | 816通り | 4,896通り | 6.000倍 |
| でたらめ1点の的中率 | 0.1225% | 0.0204% | 0.167倍 |
| 払戻率 | 75.0% | 72.5% | 0.967倍 |
| 18頭立ての理論平均配当 | 612.0倍 | 3,549.6倍 | 5.8000倍 |
組み合わせはちょうど6.000倍なのに、理論平均配当は5.8000倍にしかなりません。
届かない0.2倍ぶんは、払戻率の差そのものです。6.000 ÷ (75.0 ÷ 72.5) = 5.8000。
冒頭の「5.8倍もらえたのに」は、この数字のことです。ただし5.8倍もらえるのは、3連単を1点だけ買って着順まで当てたときに限ります。
点数を増やすと、必要な精度がそのまま増えます
3頭を選んだあと、3連単の買い方は6段階あります。着順の並べ方が6通りしかないからです。
あなたがそのうち何通りを買うかが点数になります。1点なら1通りに賭ける、6点なら全部押さえる。

| 3連単の点数 | 当てる範囲 | 必要な精度 | でたらめ | 1点あたりの倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 1点 | 着順まで全部 | 17.241% | 16.667% | 5.8000倍 |
| 2点 | 1着だけ(残り2頭は両方) | 34.483% | 33.333% | 2.9000倍 |
| 3点 | — | 51.724% | 50.000% | 1.9333倍 |
| 4点 | — | 68.966% | 66.667% | 1.4500倍 |
| 5点 | — | 86.207% | 83.333% | 1.1600倍 |
| 6点 | 何も当てない(全着順) | 103.448% | 100.000% | 0.9667倍 |
あなたが1点足すたびに、必要な精度は17.241ポイントずつ上がります。 点数にきれいに正比例します。
そしてでたらめとの比は、どの行でも1.0345で一定です。この1.0345は 75.0 ÷ 72.5、つまり払戻率の比そのものです。3連単で余分に引かれるぶんを、着順の読みで取り返せるかどうかという問いに、全部が還元されます。
6点は、必要な精度が100%を超えます
いちばん下の行が、この記事のいちばん強い結論です。
3連単6点(3頭の全着順)に必要な精度は103.448%。 100%を超えているので、どれだけ着順を読めても届きません。
理由は考えれば当たり前です。6点買うということは、着順を1つも絞っていないということだからです。3頭が3着以内に来れば必ず当たるので、当たる条件は3連複1点とまったく同じになります。

| 項目 | 3連複1点 | 3連単6点 |
|---|---|---|
| 当たる条件 | 3頭が3着以内 | 3頭が3着以内(同じ) |
| 投資 | 100円 | 600円 |
| 1レースあたりの期待払戻 | 612.0倍相当 | 591.60倍相当 |
| 比 | 1.000 | 0.9667倍 |
回収率が必ず3.33ポイント低くなります。 得られるものは1つもありません。
これはボックスで買ったときも同じ形になります。同じ頭数の3連複ボックスと3連単ボックスで当たるレースが1レースも変わらないことは、3連単の点数の記事に書きました。
あなたが押さえで6点にしているなら、それは3連複1点に置き換えられます。 判断は1つも変わらず、回収率だけが3.33ポイント戻ります。
「それでも1着だけは見えることがある」
とはいえ、割り切れないところは残ります。
3頭のうち1頭が明らかに強い。この馬は勝つ、あとの2頭は順番までは分からない。 そういう見え方をするレースは実際にあります。3連複で受けると、その「1頭は勝つ」という読みが1円も評価されません。
その感触は正しい可能性があります。あなたのその読みを評価する場所が、2点買いです。
1着をA、2着と3着をBとCの両方に振る。点数は2点、必要な精度は34.483%。「選んだ3頭のうちAが1着」を3回に1回より少し多く当てられれば、3連複1点より有利になります。
でたらめなら33.333%です。超えるべきは1.15ポイントだけなので、1着の読みに自信があるなら現実的な線です。
着順が合う確率を、2つに分ける
なぜ2点が34.483%なのか。着順を分解すると見えます。
着順が合う確率 = (1着が合う確率) × (残り2頭の順番が合う確率)

| 段階 | でたらめ | 当てられる範囲 |
|---|---|---|
| 1着が合う | 33.333%(3分の1) | 実力差が出やすい |
| 残り2頭の順番が合う | 50.000%(2分の1) | ほぼ運 |
| 掛け合わせ | 16.667% | 3連単1点の的中に必要 |
2段階目は、ほとんど読めません。 2着と3着の差はハナ差やクビ差で決まることが多いからです。
だから実務では、2段階目を50.000%のまま置いて、1段階目だけで勝負する形になります。それが2点買いです。1着の読みだけを34.483%まで持ち上げればいい、という単純な話に変わります。
着順まで全部当てにいく1点買いは、16.667%を17.241%へ持ち上げる問題です。分母が小さいぶん、測るのに時間がかかります。
3頭を選んだあとの、点数と越えるべき線
同じ3頭でも、券種と点数で必要的中率が変わります。ここは3着以内に3頭が来る確率そのものの話です。
| 買い方 | 点数 | 必要的中率 |
|---|---|---|
| 3連複 | 1点 | 0.1634% |
| 3連単 1着固定 | 2点 | 0.0563% |
| 3連単ボックス | 6点 | 0.1690% |
あなたには3連単1着固定の0.0563%がいちばん低く見えるはずですが、これは「着順まで当たること」を含んだ数字です。当たりにくさが3分の1になっているぶん、条件も厳しくなっています。
見比べるべきは、いちばん上といちばん下です。3連複1点0.1634%に対して3連単ボックス6点0.1690%。 当たる条件が同じなのに線だけが1.0345倍高く、これが先ほどの3.33ポイントの正体です。
3頭を選ぶ馬券術は、どちらで受け取るか
「◯頭を選出する」までを教える馬券術なら、この判定がそのまま使えます。

| 商材(販売ページの表示より) | 券種の記載 | 3頭なら |
|---|---|---|
| 3連馬券1点主義 | 3連複・3連単 | どちらも1点で狙う設計 |
| 中穴馬券術★ロジカルスターゲート | 馬連・単勝の例示あり | 3連複なら1点・3連単なら6点 |
| 現役競馬プロの競馬攻略マニュアル | 単勝・複勝・馬連・3連複 | 3連複1点 |
券種の指定がない教材を3連単ボックス6点で受け取るのは、いちばん避けたい形です。着順の情報が教材から出てこないので、必要な103.448%を満たす材料がありません。
上の券種はいずれも販売ページに書かれている内容(2026年9月時点)で、当サイトは購入していません。買う前にどの数値を探すかは販売ページを採点する記事にまとめてあります。
次に3連複を当てたとき
こういう順番になります。
払戻画面で3連単の配当を見る前に、そのレースで「1着はこの馬」と決めていたかどうかを思い出す。決めていて、それが当たっていたなら1回。外れていたならゼロ回。この○×を20回ぶん数えれば、あなたの1着的中率が出ます。

- 3頭を選ぶ(ここまでは3連複と同じ作業)
- 「1着はこの馬」と決めて○×を記録する(20回で目安が出ます)
- 34.483%を超えていたら、3連単2点に切り替える
あなたが記録するのは1列だけです。
この1列を持たないまま来年も買い続けると、どうなるか。当たった日は「3連単にしておけば」と思い、外れた日は「3連複でよかった」と思う。 どちらの記憶も残るので、判断材料としては永遠に釣り合いません。
誤解のないように書いておくと、これは回収率を100%へ運ぶ判定ではありません。1着的中率が40.0%あっても、3連単2点の回収率は3連複1点の1.160倍になるだけです。もとの3連複が75.0%なら、1.160倍しても87.0%にしかなりません。
それでも、押さえの6点をやめるだけで3.33ポイントは確実に戻ります。 ここは着順が読めるかどうかと無関係なので、次の土曜から効きます。
よくある質問
Q. 5.8000倍という数字はどこから出ましたか
18頭立ての理論平均配当の比です。3連複612.0倍に対して3連単3,549.6倍で、3,549.6 ÷ 612.0 = 5.8000。組み合わせの比6.000倍を払戻率の比1.0345で割った値と一致します。
Q. 出走頭数が18頭でないときも同じですか
比は変わりません。組み合わせの総数は頭数で動きますが、3連単と3連複の比はどの頭数でもちょうど6.000倍なので、配当の比は5.8000倍のままです。
Q. 1着的中率はどう記録しますか
3連複を買ったレースで、選んだ3頭が3着以内に来たときだけ数えます。自分が1着と見ていた馬が実際に1着だったかを○×で残してください。20回ぶんで目安が出ます。
Q. 3点や4点で買う意味はありますか
必要な精度が51.724%・68.966%まで上がります。3頭のうち2頭の着順まで絞れているという主張になるので、根拠がなければ2点か1点に寄せたほうが線は低くなります。
Q. 3連単のマルチはどう位置づけられますか
軸1頭を流すときに着順を問わない方式で、点数が3倍になります。合格ラインは流しの記事にまとめました。
Q. 馬連と馬単でも同じ考え方ができますか
できます。分岐点は51.667%で、馬連と馬単の記事に書きました。3連系より線が高いのは、着順の並べ方が2通りしかないからです。
まとめ
- 3連複と3連単の違いは、着順を言うかどうかだけ。選ぶ3頭は同じです
- 組み合わせは816通りと4,896通りでちょうど6.000倍なのに、理論平均配当は612.0倍と3,549.6倍で5.8000倍しかありません
- 届かない0.2倍ぶんは払戻率の差(75.0% と 72.5%)そのものです
- 必要な精度 = 3連単の点数 ÷ 5.8000。 点数に正比例し、でたらめとの比はどの点数でも1.0345です
- 1点17.241% / 2点34.483% / 3点51.724% / 4点68.966% / 5点86.207% / 6点103.448%
- 6点は100%を超えるので原理的に届きません。 当たる条件が3連複1点と同じで、回収率だけが0.9667倍になります
- 実務ラインは2点の34.483%。「選んだ3頭のうちどれが1着か」だけを測れば判定できます
- 着順が合う確率は (1着が合う33.333%) × (残り2頭の順番が合う50.000%) に分解できます
- 3頭選出時の必要的中率は 3連複1点0.1634% / 3連単1着固定2点0.0563% / 3連単ボックス6点0.1690%
次に3連複が当たったら、配当を見る前に1つだけ思い出してください。「1着、決めていましたか?」
着順を絞ると線が動くように、券種と点数でも線は動きます。18種の馬券術を採点した1枚の表で、実際の商材がどこに乗っているかを見比べられます。
この記事の計算方法
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🚨ロジカルスターゲートは、2026年9月末でinfotopでの販売を休止しています(販売者インフォレース出版による告知・2026年9月18日。理由はinfotop側のクレジット決済障害で、復旧見通しは未定とされています)。この記事に載せた数値は休止前の販売ページの表示で、当サイトの計算と書き分けています。休止であって終了ではないため、記述は残しています。
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組み合わせの総数(18頭立て)= 3連複 816通り(18C3)/ 3連単 4,896通り(18P3)
- でたらめ1点の的中率 = 1 ÷ 組み合わせの総数(3連複0.1225% / 3連単0.0204%)
- 18頭立ての理論平均配当 = 組み合わせの総数 × 払戻率(3連複 816×0.75=612.0倍 / 3連単 4,896×0.725=3,549.6倍)
- 配当の比 5.8000 = 6.000 ÷ (75.0 ÷ 72.5)。組み合わせの比を払戻率の比で割った値です
- 必要な精度 = 3連単の点数 ÷ 5.8000。同じ3頭で3連複1点と比べたとき、3連単n点の1点あたりの倍率が 5.8000 ÷ n になることから導いています
- 1点あたりの倍率 = 3,549.6 ÷ n ÷ 612.0(1点5.8000 / 2点2.9000 / 3点1.9333 / 4点1.4500 / 5点1.1600 / 6点0.9667倍)
- でたらめの精度 = 点数 ÷ 6(着順の並べ方が6通りのため)。必要な精度との比はどの点数でも1.0345(=75.0÷72.5)です
- 着順が合う確率 = (1着が合う確率) × (残り2頭の順番が合う確率)。でたらめなら 1/3 × 1/2 = 16.667%
- 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ(3連複1点 1÷612.0=0.1634% / 3連単2点 2÷3,549.6=0.0563% / 3連単6点 6÷3,549.6=0.1690%)
- 控除率は必要的中率の式に入れていません。 オッズは控除後の値なので、重ねて引くと二重計上になります
- 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%)
- 本文の数字はすべて18頭立て・1点100円を前提とした当サイトの計算です。 特定のレースや買い方の成績ではありません。冒頭の配当も例示です
- 券種の記載は各販売ページの表示(2026年9月時点)です。当サイトはこれらの商材を購入していません
- 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません
- のめり込みにお困りの方は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会などの相談窓口をご利用ください