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馬単は馬連の2.000倍つきません。1.935倍です|切り替える基準は着順的中率51.667%

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

日曜のメインレース。あなたは投票画面で券種のタブを1つ右に動かします。

ふだんは馬連です。ただしこのレースは違う。1番人気の逃げ馬がすんなり行けそうで、1着まで見えている気がする。だから馬単。配当は倍近くつくはずです。

「ここは順番まで獲れる」

その判断が正しいかどうかは、1つの割合で決まります。「1着に指定した馬が、実際に1着だった割合」。それが51.667%を超えていなければ、馬連のままのほうが有利です。

そして配当は、倍にはなりません。1.935倍です。

目次

先に結論:切り替える基準は51.667%です

馬単に切り替える基準は、着順的中率ひとつ
馬単に切り替える基準は、着順的中率ひとつ

同じ2頭で馬連と馬単のどちらを買うか。判定はこれだけです。

1着に指定した馬が、実際に1着だった割合 ≧ 51.667%

超えていれば馬単、下回っていれば馬連です。あなたが2頭を選ぶところまでは、どちらも同じ作業なので、変わるのは最後の1手だけになります。

51.667%という数字がどこから出てくるのか。順に見ていきます。

馬連と馬単は、当たる条件が同じです

まず定義から。馬連は1着と2着に入る2頭を、順番を問わずに当てる券。馬単は同じ2頭を、順番まで当てる券です。

選ぶ馬は同じです。違うのは順番を言うかどうかだけ。

同じ2頭で、着順によってどちらが当たるか
同じ2頭で、着順によってどちらが当たるか
選んだ2頭(A・B)の着順 馬連 馬単「A→B」
A 1着・B 2着 当たり 当たり
B 1着・A 2着 当たり 外れ
A 1着・B 3着 外れ 外れ
どちらかが3着以下 外れ 外れ

2行目だけが違います。 2頭が1着2着に来ているのに、順番が逆だと馬単は外れます。

ここはボックスの記事でも触れました。この記事では、その差が配当でどう埋め合わされるのかを見ます。

組み合わせは2.000倍、配当は1.935倍

18頭立てで数えます。

馬連の組み合わせは153通り(18頭から2頭を選ぶ)。馬単は306通り(順番を区別するので、153通りの表と裏で2倍)。ここはちょうど2.000倍です。

ところが理論平均配当は2.000倍になりません。

組み合わせは2.000倍なのに、配当は1.935倍しかない
組み合わせは2.000倍なのに、配当は1.935倍しかない
馬連 馬単 比
組み合わせの総数 153通り 306通り 2.000倍
でたらめ1点の的中率 0.654% 0.327% 0.500倍
払戻率 77.5% 75.0% 0.968倍
18頭立ての理論平均配当 118.6倍 229.5倍 1.935倍

届かない0.065倍ぶんは、払戻率の差そのものです。2.000 ÷ (77.5 ÷ 75.0) = 1.935。

つまり「馬単は当たれば2倍」は、2.5ポイントぶん多く引かれた後の1.935倍が正しい数字です。当たりにくさはきっちり2.000倍なので、差し引きで馬単のほうが不利な器になります。

表裏2点は、馬連1点に必ず負けます

いちばんはっきり出るのがこの比較です。馬単を表裏2点で買うと、馬連1点と当たるレースが1レースも変わりません。

A→BとB→Aの両方を買えば、2頭が1着2着に入りさえすれば当たります。馬連と同じ条件です。

表裏で買うと当たる条件は同じ、回収率だけが下がる
表裏で買うと当たる条件は同じ、回収率だけが下がる
馬連1点 馬単 表裏2点
当たる条件 2頭が1着2着 2頭が1着2着(同じ)
投資 100円 200円
1レースあたりの期待払戻 118.6倍相当 114.75倍相当
比 1.000 0.9677倍

回収率が必ず3.23ポイント低くなります。 得られるものは何もありません。

0.9677という数字は 75.0 ÷ 77.5 で、払戻率の比そのものです。買い方の工夫ではどうにもならない部分です。

あなたが表裏で押さえているなら、それはそのまま馬連に置き換えられます。 判断は1つも変わらず、回収率だけが3.23ポイント戻ります。

「それでも1着が見えるときはある」

とはいえ、割り切れない気持ちは残るはずです。

逃げ馬が単騎で行けて、相手も絞れている。このレースだけは順番まで分かっているという感触は、実際にあります。感触があるのに馬連で受けるのは、取りこぼしている気がします。

その感触は否定しません。問題は、感触が数字になっていないことです。

「1着まで見える」が月に3回あるとして、そのうち実際に1着だったのが1回なら33.3%。2回なら66.7%。33.3%と66.7%では、馬単に切り替える是非が正反対になります。 感触の強さではなく、当たった割合のほうが判定に効きます。

だから測ります。測り方は次の節です。

「自信」を、1つの割合に置き換える

分岐点は、2つの理論平均配当の比で出ます。

分岐点 = 馬連の理論平均配当 ÷ 馬単の理論平均配当
= 118.575 ÷ 229.5 = 51.667%

でたらめの50.000%を1.0333倍上回れば馬単が有利
でたらめの50.000%を1.0333倍上回れば馬単が有利

でたらめに順番を決めれば、2頭のうちどちらが1着かは50.000%です。分岐点の51.667%は、そこを1.0333倍上回った位置にあります。

この1.0333倍という数字は、払戻率の比77.5 ÷ 75.0とまったく同じです。馬単で余分に引かれるぶんを、着順の読みで取り返せるかどうか、という問いになります。

あなたの着順的中率 判定 馬単の回収率 ÷ 馬連の回収率
40.0% 馬連 0.774倍
50.0% 馬連(でたらめと同じ) 0.968倍
51.667% 互角 1.000倍
55.0% 馬単 1.065倍
60.0% 馬単 1.161倍
70.0% 馬単 1.355倍

あなたが測るのは1列だけです。 馬連を買ったレースで、選んだ2頭が1着2着に来たとき、自分が「こちらが1着」と思っていたほうが実際に1着だったか。○×を記録するだけです。

20回ぶんたまれば、あなたの着順的中率が出ます。51.667%を安定して超えているなら、馬単に切り替える根拠があります。

流しの合格ラインは、相手の頭数によりません

軸を1頭決めて相手に流す買い方でも、判定できます。しかも相手を何頭にしても線は動きません。

流しの合格ラインは、相手の頭数で動かない
流しの合格ラインは、相手の頭数で動かない
買い方 点数 測る割合 合格ライン でたらめ 比
馬連 軸1頭流し 相手n頭 軸の2着以内率 14.337% 11.111% 1.2903倍
馬単 1着固定流し 相手n頭 軸の1着率 7.407% 5.556% 1.3333倍
馬単 マルチ(表裏) 相手2n点 軸の2着以内率 14.815% 11.111% 1.3333倍

馬単1着固定の合格ラインは、軸の1着率7.407%です。 相手を4頭にしても20頭にしても変わりません。理由は流しの記事に書いた約分と同じ形です。

比の1.3333倍は 1 ÷ 75.0% で、払戻率の逆数です。馬連の1.2903倍は 1 ÷ 77.5%。券種ごとの控除のぶんだけ、でたらめより上回る必要があります。

最終行が効きます。馬単マルチの14.815%は、馬連軸1頭流しの14.337%より高い位置にあります。比は1.0333倍で、ここでも払戻率の差です。マルチで押さえるなら馬連のほうが常に有利という、表裏2点の話と同じ結論になります。

ボックスは、どの頭数でも同じ比です

ボックスで比べても、結論は変わりません。

頭数 馬連の点数 必要的中率 馬単の点数 必要的中率 比
3頭 3点 2.530% 6点 2.614% 1.0333
5頭 10点 8.433% 20点 8.715% 1.0333
6頭 15点 12.650% 30点 13.072% 1.0333
8頭 28点 23.614% 56点 24.401% 1.0333

どの頭数でも比は1.0333で一定です。あなたが頭数を増やしても減らしても動きません。点数は常に2.000倍(nP2 = 2 × nC2)なのに、必要的中率の差は払戻率の比に収まります。

つまりボックスで買うかぎり、馬単に切り替える理由は1つもありません。 ボックスは着順を絞らない買い方なので、着順的中率という武器を使っていないからです。

次に馬単のボタンを押す前に

こういう場面になるはずです。

券種のタブに指をかけたところで、1つだけ思い出す。「この2頭の順番、10回中何回当てられている?」。数えていれば答えが出ます。5回なら馬連のまま。6回以上を続けているなら馬単。

決めるのに使う時間は3秒です。

この3秒を省くとどうなるか。切り替えの根拠が「今日は見えている」のままになります。見えている感触は、当たった月も外れた月も同じ強さで来ます。 感触の強さは記録に残らないので、あとから検証もできません。

正直に書いておくと、この判定であなたの回収率が100%を超えるわけではありません。着順的中率が60%あっても、馬単の回収率が馬連の1.161倍になるだけです。もとの馬連が77.5%なら、1.161倍しても90.0%です。

それでも、表裏2点で押さえるのをやめ、ボックスで馬単を選ぶのをやめるだけで、確実に3.23ポイント戻ります。 こちらは読みの精度と関係なく、今日から効きます。

選出型の馬券術を、どちらで受け取るか

「◯頭を選出する」までを教えて券種を任せる馬券術は、この判定がそのまま使えます。

選出頭数から、馬連と馬単の点数と線が決まる
選出頭数から、馬連と馬単の点数と線が決まる
選出頭数 馬連 必要的中率 馬単 必要的中率 該当する馬券術
3頭 3点 2.530% 6点 2.614% 中穴馬券術★ロジカルスターゲート
4頭 6点 5.060% 12点 5.229% シャイニング★ダークホース
券種の1つ ― ― ― ― 現役競馬プロの競馬攻略マニュアル(単勝・複勝・馬連・3連複)

表の外になりますが、馬連・馬単を使わず単勝1点で組む型ならザ・フロントランナー(9,800円)があります。的中率9.2%の表示から、必要な平均配当は10.87倍です(販売者による表示・2026年9月時点)。

選出型をボックスで受け取るなら、馬連一択です。着順の情報が教材から出てこないので、着順的中率を51.667%より上げる材料がありません。

選出頭数と券種はいずれも販売ページの表示(2026年9月時点)にもとづく記載で、当サイトは購入していません。数値がそろっているかを先に数える手順は販売ページを採点する記事にまとめました。

よくある質問

Q. 馬単の「マルチ」とは何ですか
1着固定で流すときに、軸が2着でも当たるように表裏の両方を買う方式です。点数は2倍になり、合格ラインは軸の2着以内率14.815%になります。同じ条件の馬連軸1頭流し(14.337%)より高い線です。

Q. 着順的中率はどう記録しますか
馬連が当たったレースだけ数えます。選んだ2頭が1着2着に来たとき、自分が1着と見ていたほうが実際に1着だったかを○×で記録してください。20回ぶんで目安が出ます。

Q. 51.667%は18頭立ての値ですか
出走頭数によりません。分岐点は払戻率の比だけで決まるので、どのレースでも51.667%です。

Q. 馬連と馬単を同じレースで両方買ってもいいですか
合計の点数が増えるので、越える線もその分だけ高くなります。有利なほうに寄せたほうが、線は低いままです。

Q. 3連単と3連複の関係も同じですか
同じ形です。分岐点は17.24%(でたらめ16.67%の1.0345倍)で、3連単の点数の記事にまとめました。

Q. 枠連はどう位置づけられますか
枠連の払戻率は馬連と同じ77.5%です。この記事では扱っていません。

まとめ

  • 馬連と馬単は当たる条件が同じで、違うのは順番を言うかどうかだけです
  • 組み合わせは153通りと306通りでちょうど2.000倍なのに、理論平均配当は118.6倍と229.5倍で1.935倍しかありません
  • 届かない0.065倍ぶんは払戻率の差(77.5% と 75.0%)そのものです
  • 馬単の表裏2点は、馬連1点と当たるレースが1レースも変わらず、回収率は0.9677倍(3.23ポイント低い)
  • 切り替える基準は着順的中率51.667%。 でたらめの50.000%を1.0333倍上回る位置です
  • 着順的中率60.0%なら馬単の回収率は馬連の1.161倍、40.0%なら0.774倍になります
  • 馬単1着固定流しの合格ラインは、軸の1着率7.407%(相手の頭数によりません)
  • 馬単マルチは軸の2着以内率14.815%で、馬連軸1頭流しの14.337%より高い線です
  • ボックスは全頭数で比1.0333。着順を絞らない買い方に馬単を選ぶ理由はありません

次に券種のタブへ指を伸ばしたら、1つだけ数えてください。「順番、10回中何回?」

券種を変えると線がどこまで動くのか。18種の馬券術を採点した表で、実際の商材がどの高さに乗っているかを確かめられます。

馬券術18種を必要的中率で採点した表を見る


この記事の計算方法

  • 🚨ロジカルスターゲート/シャイニング★ダークホースは、2026年9月末でinfotopでの販売を休止しています(販売者インフォレース出版による告知・2026年9月18日。理由はinfotop側のクレジット決済障害で、復旧見通しは未定とされています)。この記事に載せた数値は休止前の販売ページの表示で、当サイトの計算と書き分けています。休止であって終了ではないため、記述は残しています。

  • 組み合わせの総数(18頭立て)= 馬連 153通り(18C2)/ 馬単 306通り(18P2)

  • でたらめ1点の的中率 = 1 ÷ 組み合わせの総数(馬連0.654% / 馬単0.327%)
  • 18頭立ての理論平均配当 = 組み合わせの総数 × 払戻率(馬連 153×0.775=118.575倍 / 馬単 306×0.75=229.5倍)
  • 分岐点 = 馬連の理論平均配当 ÷ 馬単の理論平均配当 = 118.575 ÷ 229.5 = 51.667%。払戻率だけで決まるので、出走頭数によりません
  • 馬単の回収率 ÷ 馬連の回収率 = あなたの着順的中率 ÷ 51.667%(同じ2頭に1点ずつ買った場合)
  • 表裏2点の比 0.9677 = 75.0 ÷ 77.5。同じ条件で当たるので、差は払戻率の比だけになります
  • 流しの合格ライン = (残り1枠ぶんの17) ÷ 理論平均配当。馬連 軸1頭流し 17÷118.575=14.337%、馬単 1着固定流し 17÷229.5=7.407%、馬単マルチ 34÷229.5=14.815%。相手の頭数は約分で消えます
  • 流しの記事では、丸めた理論平均配当118.6倍から出した14.334%を載せています。 この記事は払戻率から直接計算した14.337%を使っています。同じ式で、丸める位置が違うだけです
  • 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ。ボックスの点数は 馬連 nC2 / 馬単 nP2 で、常に2.000倍です
  • 控除率は必要的中率の式に入れていません。 オッズは控除後の値なので、重ねて引くと二重計上になります
  • 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%)
  • 本文の数字はすべて18頭立て・1点100円を前提とした当サイトの計算です。 特定のレースや買い方の成績ではありません
  • 馬券術の券種・選出頭数は各販売ページの表示(2026年9月時点)です。当サイトが購入して検証した数値ではありません
  • 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません
  • のめり込みにお困りの方は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会などの相談窓口をご利用ください

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