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枠連36点は、馬連153通りを36個の袋に分けたものです|袋の中身で越えるべき線が9.000倍動く

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

土曜の10レース。あなたはオッズ画面を上下にスクロールしています。

本命と対抗の馬連が8.4倍。安い。ここで枠連のタブを開くと、同じ2頭の枠が5.8倍で出ています。枠なら他の馬も入っているから、広く拾えるはずだ。 そう考えて枠連を買いました。

当たりました。払い戻しは580円。あなたが思っていたより少ない。

「広く買ったのに、なんでこれだけなんだ」

広く買ったわけではありません。枠連の1点は、馬連を何通りかまとめて入れた袋です。そして袋の中身は、1通りのこともあれば9通りのこともあります。同じ「枠連1点」でも、越えるべきオッズが9.000倍違います。

目次

先に結論:越えるべき枠連オッズは、袋の中身で決まります

越えるべき枠連オッズは、袋に入っている馬連の点数で決まる
越えるべき枠連オッズは、袋に入っている馬連の点数で決まる

18頭立てなら、こう出します。

越えるべき枠連オッズ = 153 ÷ その枠連に入っている馬連の点数

2頭枠どうしの枠連なら中身は 2×2 = 4通りなので、153 ÷ 4 = 38.25倍。3頭枠どうしなら 3×3 = 9通りで、153 ÷ 9 = 17.00倍です。

あなたが中身を数えないと、この線は出せません。 中身は枠の頭数を見るだけで分かります。

枠連は、出走頭数9頭以上で発売されます

先に条件を確認しておきます。枠連が発売されるのは出走馬が9頭以上のときです。これはJRAの公表ルールで、当サイトの解釈ではありません。

8頭以下になった場合でも、同じ枠に2頭以上いれば発売されます。

18頭立てなら8つの枠に18頭が入るので、枠1〜6が2頭ずつ、枠7〜8が3頭ずつになります。ここが記事全体の前提です。

出走頭数によって、1枠に入る頭数が変わる
出走頭数によって、1枠に入る頭数が変わる
出走頭数 各枠の頭数(1枠→8枠)
18頭 2・2・2・2・2・2・3・3
16頭 2・2・2・2・2・2・2・2
14頭 1・1・2・2・2・2・2・2
12頭 1・1・1・1・2・2・2・2
10頭 1・1・1・1・1・1・2・2
9頭 1・1・1・1・1・1・1・2

頭数が多い枠は後ろに寄ります。 18頭立てで3頭入るのは7枠と8枠です。

枠連36点は、馬連153通りを分けた袋です

18頭立ての枠連は、8つの枠から2つを選ぶ28通りに、同じ枠から2頭が来る「ゾロ目」8通りを足して36点です。

一方、馬連は18頭から2頭を選ぶ153通り。

この153通りを、36個の袋にすべて振り分けたものが枠連です。どの馬連の目も、必ずどこか1つの袋に入っています。

枠連36点の袋の中身は1通りから9通りまでバラバラ
枠連36点の袋の中身は1通りから9通りまでバラバラ
枠の組み合わせ 組数 中身の馬連 でたらめ1点の的中率 越えるべき枠連オッズ 理論平均配当
3頭枠 × 3頭枠(7-8枠) 1組 9通り 5.882% 17.00倍 13.175倍
2頭枠 × 3頭枠 12組 6通り 3.922% 25.50倍 19.762倍
2頭枠 × 2頭枠 15組 4通り 2.614% 38.25倍 29.644倍
ゾロ目(3頭枠) 2組 3通り 1.961% 51.00倍 39.525倍
ゾロ目(2頭枠) 6組 1通り 0.654% 153.00倍 118.575倍

合計36点、中身の合計は153通り。 あなたが買える馬連の総数とぴったり一致します。

いちばん上といちばん下で、越えるべきオッズが 17.00倍と153.00倍。9.000倍の開きがあります。同じ券種の同じ1点なのに、合格ラインがこれだけ違います。

「1点で何通りもカバー」は、お得ではありません

袋が大きいほど当たりやすい。あなたのその感覚は正しいです。ただし、それは得ではありません。

払戻率は枠連も馬連も同じ77.5%です。だから枠連1点と、その中身の馬連を全部買うのとで、必要的中率がまったく同じになります。

枠連1点と、中身の馬連を全部買うのは採算上まったく同じ
枠連1点と、中身の馬連を全部買うのは採算上まったく同じ
袋の中身 枠連1点の必要的中率 馬連◯点の必要的中率
1通り 0.843% 馬連1点 0.843%
3通り 2.530% 馬連3点 2.530%
4通り 3.373% 馬連4点 3.373%
6通り 5.060% 馬連6点 5.060%
9通り 7.590% 馬連9点 7.590%

1ポイントも違いません。

枠連が安く見えるのは、袋が大きいぶん的中率が上がり、そのぶん配当が下がっているだけです。両方が同じ倍率で反対向きに動くので、比である回収率には出てきません。 券種を替えても回収率が動かないのと同じ形で、理由は買い目点数の記事に書きました。

あなたが冒頭の580円を少なく感じたのは、そもそも袋に4通りぶん入っていたからです。

2頭枠のゾロ目は、馬連1点とまったく同じ買い物です

表のいちばん下の行は、特別です。

2頭枠のゾロ目(その枠の2頭が1着2着)は、中身が馬連1通りしかありません。 つまり袋の意味がなく、馬連1点を買うのと内容が完全に一致します。

2頭枠のゾロ目は袋の意味がない
2頭枠のゾロ目は袋の意味がない
枠連ゾロ目(2頭枠) 馬連1点
当たる条件 その枠の2頭が1着2着 同じ2頭が1着2着
中身 1通り 1通り
越えるべきオッズ 153.00倍 153.00倍
理論平均配当 118.575倍 118.575倍

あなたがやることは1つだけです。オッズの高いほうを買う。 同じ買い物なので、どちらが高いかだけで決まります。

あなたが3頭枠のゾロ目を買うときは中身が3通りあるので、こちらは袋として機能します。18頭立てで3頭枠は7枠と8枠の2つだけです。

袋を開けて、中身と比べる

ここからが実際の判定です。枠連を買うか、中に入っている馬連を全部買うか。

同じ金額を置いたとき、枠連は当たれば「枠連オッズ」ぶん戻ります。馬連を中身の点数だけ均等に買うと、当たった1点の「馬連オッズ ÷ 中身の点数」が戻ります。

枠連オッズ × 中身の馬連点数 を、含まれる馬連オッズの範囲と比べる

枠連オッズ×中身の点数を、含まれる馬連オッズの範囲に当てる
枠連オッズ×中身の点数を、含まれる馬連オッズの範囲に当てる
枠連オッズ 中身 掛けた値 含まれる馬連オッズ 判定
12.0倍 4通り 48.0 20〜40倍 枠連が常に有利
12.0倍 4通り 48.0 30〜90倍 来る目しだい
8.0倍 4通り 32.0 40〜120倍 馬連を全部買うほうが常に有利
6.0倍 6通り 36.0 25〜50倍 来る目しだい
20.0倍 3通り 60.0 50〜80倍 来る目しだい

掛けた値が含まれる馬連オッズの全部より上なら、どの目が来ても枠連のほうが多く戻ります。 全部より下なら、馬連を全部買ったほうが常に多く戻ります。範囲の中に入るなら、来る目しだいです。

オッズ画面を2つ開いて、掛け算を1回。これだけで、あなたが感覚で選んでいた部分がなくなります。

「それでも枠連のほうが手軽だ」

正直に書くと、この判定は少し面倒です。

枠連なら1点を選ぶだけで済むのに、中身の馬連を4つ調べて、いちばん低いオッズといちばん高いオッズを確認して、掛け算をする。投票画面での操作は、枠連のほうが明らかに速いです。

その手軽さには価値があります。買い目が1点で済むので、記録も1行で済みます。 点数が少ないほど収支の管理は楽になります。

ただし、手軽さと引き換えに何を渡しているかは知っておいてください。掛けた値が範囲を下回っているケースでは、手軽さの代金として回収率を払っています。 上の表の3行目なら、32.0 対 40〜120倍で、いちばん低い馬連を買っても1.25倍の差があります。

だから線引きはこうなります。掛けた値が範囲の下を割っているときだけ、馬連に切り替える。 それ以外は枠連のままでかまいません。

開きがいちばん大きいのは、18頭立てです

袋の大きさのばらつきは、出走頭数で変わります。

フル出走のレースほど、1点ごとの差が大きい
フル出走のレースほど、1点ごとの差が大きい
出走頭数 馬連の総数 最小の線 最大の線 開き
18頭 153通り 17.00倍 153.00倍 9.000倍
16頭 120通り 30.00倍 120.00倍 4.000倍
14頭 91通り 22.75倍 91.00倍 4.000倍
12頭 66通り 16.50倍 66.00倍 4.000倍
10頭 45通り 11.25倍 45.00倍 4.000倍
9頭 36通り 18.00倍 36.00倍 2.000倍

18頭立てだけが9.000倍で、他の頭数の2倍以上です。 3頭枠が2つできて、9通りの袋と1通りの袋が同居するからです。

つまりフル出走のレースほど、どの枠連を選ぶかで合格ラインが大きく動きます。 枠連を買う機会がいちばん多いのもフル出走のレースなので、ここを押さえておく価値があります。

18種の馬券術に、枠連を使うものは1つもありません

当サイトはinfotopの馬券術19種の販売ページを見ています。券種の記載があるのは12種で、内訳を数えるとこうなります。

券種の記載を数えると、枠連はゼロ
券種の記載を数えると、枠連はゼロ
券種 挙げている商材
単勝 8種
複勝 6種
馬連 4種(うち1種は応用として)
3連複 2種
ワイド 1種
3連単 1種
馬単 0種
枠連 0種

理由は袋の話で説明がつきます。馬券術は「どの馬を買うか」を絞る道具です。絞った馬を袋に入れ直すと、選んでいない馬まで一緒に入ってしまいます。

馬連を券種に挙げている商材なら、この記事の判定式がそのまま使えます。

商材(販売ページの表示より) 券種の記載
中穴馬券術★ロジカルスターゲート 馬連・単勝の例示あり
現役競馬プロの競馬攻略マニュアル 単勝・複勝・馬連・3連複
コンピ・ライトニング 単勝・複勝・馬連・ワイド

券種の記載は各販売ページの表示(2026年9月時点)にもとづくもので、当サイトはこれらを購入していません。買う前に何を数えればいいかは販売ページを採点する記事に5ステップで書きました。

次に枠連のタブを開いたとき

こういう順番になります。

まず出馬表でその枠に何頭入っているかを数える。2頭と2頭なら中身4通り、2頭と3頭なら6通り。次に枠連オッズに中身の点数を掛ける。最後にその値を、馬連のオッズ画面で見える範囲と比べる。

枠連を買う前の3ステップ
枠連を買う前の3ステップ
  1. 枠の頭数を数える(中身の点数が決まります)
  2. 枠連オッズ × 中身の点数
  3. 含まれる馬連オッズの範囲と比べる

あなたの手元で20秒です。

この20秒を省くとどうなるか。枠連が安いのか高いのかを、袋を開けずに判断し続けることになります。 冒頭の580円が高いのか安いのかも、そのままでは分かりません。中身が4通りだったなら、掛けた値は23.2。含まれる馬連が20〜30倍だったなら、枠連のほうが得だったかもしれません。

正直に書くと、この判定で回収率は上がりません。でたらめに買うかぎり、枠連も馬連も77.5%です。 拾えるのは、市場が2つの券種につけた値段のずれだけです。

それでも、掛けた値が範囲を大きく割っているときに枠連を選ぶのをやめるだけで、そのレースの回収率は戻ります。 予想の精度とは関係なく、今日から効きます。

よくある質問

Q. 枠連の「ゾロ目」とは何ですか
同じ枠の2頭が1着2着になったときに当たる目です。18頭立てなら8点あり、2頭枠のゾロ目は中身が馬連1通りだけになります。

Q. 中身の点数はどう数えますか
2つの枠の頭数を掛けるだけです。2頭枠と3頭枠なら 2×3 = 6通り。ゾロ目はその枠の頭数から2頭を選ぶ組み合わせで、2頭枠なら1通り、3頭枠なら3通りです。

Q. 枠連の払戻率は馬連と同じですか
同じ77.5%です。だから必要的中率も、同じ内容を買うかぎり完全に一致します。

Q. 18頭立てで3頭入るのはどの枠ですか
7枠と8枠です。頭数の多い枠は後ろに寄ります。7枠-8枠の枠連が36点でいちばん当たりやすく、越えるべき線も17.00倍でいちばん低くなります。

Q. 枠連が発売されないことはありますか
出走馬が9頭以上で発売されます。8頭以下になった場合でも、同じ枠に2頭以上いれば発売されます。

Q. 馬単との比較もできますか
馬単は着順まで当てる券なので、枠連とは比べる軸が変わります。馬連と馬単の選び方は馬連と馬単の記事にまとめました。

まとめ

  • 枠連36点は、馬連153通りを36個の袋に分けたもの(18頭立て)。すべての馬連の目がどこかの袋に入っています
  • 袋の中身は1通り〜9通りとバラバラで、越えるべき枠連オッズは17.00倍〜153.00倍。9.000倍の開きがあります
  • 越えるべき枠連オッズ = 153 ÷ 中身の馬連点数。中身は枠の頭数を掛けるだけで出ます
  • 払戻率はどちらも77.5%。枠連1点と中身の馬連を全部買うのは、必要的中率がまったく同じです
  • 2頭枠のゾロ目は中身が馬連1通り。 内容が完全に同じなので、オッズの高いほうを買えば済みます
  • 判定は 枠連オッズ × 中身の点数 を、含まれる馬連オッズの範囲と比べるだけです
  • 開きがいちばん大きいのは18頭立ての9.000倍(他の頭数は2.000〜4.000倍)
  • 18頭立てで3頭枠になるのは7枠と8枠。7枠-8枠が36点で最も当たりやすい1点です
  • 枠連は出走頭数9頭以上で発売されます
  • infotopの馬券術19種で、枠連を券種に挙げているものは1つもありません(馬単も0種)

次に枠連のタブを開いたら、先に枠の頭数を数えてください。2×2か、2×3か、3×3か。それだけです。

袋の大きさで線が動くのと同じように、券種でも線は動きます。18種の馬券術を必要的中率で採点した表に、その高さを全部並べてあります。

馬券術18種を必要的中率で採点した表を見る


この記事の計算方法

  • 🚨ロジカルスターゲートは、2026年9月末でinfotopでの販売を休止しています(販売者インフォレース出版による告知・2026年9月18日。理由はinfotop側のクレジット決済障害で、復旧見通しは未定とされています)。この記事に載せた数値は休止前の販売ページの表示で、当サイトの計算と書き分けています。休止であって終了ではないため、記述は残しています。

  • 枠連が出走頭数9頭以上で発売されること、8頭以下でも同じ枠に2頭以上いれば発売されることは、JRAが公表しているルールです(「馬券の種類:はじめての方へ」)。当サイトの推定ではありません

  • 各枠の頭数は、出走頭数を8枠にできるだけ均等に分け、余りを番号の大きい枠から1頭ずつ加えたものです(18頭なら枠1〜6が2頭、枠7〜8が3頭)
  • 枠連の点数(18頭立て)= 8枠から2枠を選ぶ28通り + ゾロ目8通り = 36点
  • 袋の中身(含まれる馬連の点数)= 2つの枠の頭数の積。ゾロ目はその枠の頭数から2頭を選ぶ組み合わせ(2頭枠なら1通り、3頭枠なら3通り)
  • でたらめ1点の的中率 = 中身の馬連点数 ÷ 馬連の総数(18頭立てなら153通り)
  • 越えるべき枠連オッズ = 馬連の総数 ÷ 中身の馬連点数(2頭枠×2頭枠なら 153 ÷ 4 = 38.25倍)
  • 理論平均配当 = 馬連の総数 × 払戻率 ÷ 中身の馬連点数(153 × 0.775 ÷ 4 = 29.644倍)
  • 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ。枠連1点と馬連m点で一致するのは、払戻率がどちらも77.5%だからです
  • 判定式:同じ金額を置いたとき、枠連の払戻は「枠連オッズ」、中身の馬連を均等に買った場合の払戻は「当たった馬連オッズ ÷ 中身の点数」。両者を比べると 枠連オッズ × 中身の点数 と 馬連オッズ の大小になります
  • 控除率は必要的中率の式に入れていません。 オッズは控除後の値なので、重ねて引くと二重計上になります
  • 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%)
  • 本文の数字はすべて「でたらめに1点買った場合」の理論値です。 特定のレースや買い方の成績ではありません。判定式の例に出したオッズも例示で、実際のレースの値ではありません
  • 券種の記載は各販売ページの表示(2026年9月時点)です。当サイトはこれらの商材を購入していません
  • 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません
  • のめり込みにお困りの方は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会などの相談窓口をご利用ください

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当たっているのに増えないのは、点数で割っていないからです|馬券術18種を必要的中率で採点【2026年】

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