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馬券の点数は「何通りか」ではなく「何回に1回当てるか」です|点数別の必要的中率 早見表

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

「5頭のボックスで10点。……あと1頭だけ、足しておくか」

土曜の朝、出馬表を見ながら6頭目を足したことがあるなら、この記事はあなた宛てです。足した瞬間、少しほっとしませんでしたか。あの安心が何円だったのかを、これから数字にします。

「馬券 点数」で調べると、出てくるのは組み合わせの数ばかりです。6頭ボックスなら3連複20点、3連単120点。たしかにそのとおりなのですが、その数字は「買っていいかどうか」を1ミリも教えてくれません。

点数がほんとうに決めているのは、あなたが何回に1回当てなければならないかです。

目次

先に結論:点数とは、あなたが自分に課したノルマの数です

買い目点数 ÷ 平均配当オッズ = 必要的中率
買い目点数 ÷ 平均配当オッズ = 必要的中率

式はこれだけです。

必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ

10点を100円ずつ買って、平均300倍の配当を狙うとします。投資は1,000円。当たっても払い戻されるのは当たった1点だけなので、払い戻しは30,000円です。

30,000円 × 的中率 = 1,000円 になる的中率が、元が取れるライン。計算すると3.33%、30回に1回です。

ここで6頭目を足して20点にすると、必要的中率は6.67%に上がります。15回に1回。足した1頭は、あなたのノルマを2倍にしました。

「何通りになるか」を答えても、買う理由にはなりません

点数の記事はどれも組み合わせの数で終わります。20点、120点、336点。数えれば誰でも同じ答えが出る数字です。

そして多くの人が、その数字を見てこう考えます。「点数を増やせば当たりやすくなる」。

半分は正しいです。20点は10点より当たります。ただし同時に、投資額も2倍になっています。増えたのは当たりやすさだけではありません。当たったときに取り返さなければならない額も、同じ倍率で増えています。

この記事で相手にするのは、この「点数を増やせば当たる」という感覚ひとつです。

頭数を1頭増やすと、点数はこう増えます

ボックスの点数は頭数だけで決まります。まずここを押さえてください。

頭数 馬連 馬単 3連複 3連単
3頭 3点 6点 1点 6点
4頭 6点 12点 4点 24点
5頭 10点 20点 10点 60点
6頭 15点 30点 20点 120点
7頭 21点 42点 35点 210点
8頭 28点 56点 56点 336点

3連単だけ増え方が違います。5頭から6頭にするだけで60点が120点。「1頭足す」という同じ操作が、券種によって別の意味を持ちます。

その1頭は、必要的中率を何倍にするか

3連複ボックスの頭数別 必要的中率(平均配当612倍のとき)
3連複ボックスの頭数別 必要的中率(平均配当612倍のとき)

3連複ボックスで見ます。平均配当を612倍とした場合の必要的中率です(612倍の根拠は次の章に書きます)。

頭数 点数 投資(100円/点) 必要的中率 前の行の何倍か
4頭 4点 400円 0.654% —
5頭 10点 1,000円 1.634% 2.50倍
6頭 20点 2,000円 3.268% 2.00倍
7頭 35点 3,500円 5.719% 1.75倍
8頭 56点 5,600円 9.150% 1.60倍

5頭を6頭にした人は、自分に課すノルマを2.00倍にしています。4頭から5頭なら2.50倍です。

出馬表の前で1頭足すのに、かかる時間は3秒ほどでしょうか。その3秒で、越えるべき線が2倍になっている。この感覚を持っている人はほとんどいません。

平均配当612倍は、どこから出てきた数字か

仮定ではありません。組み合わせの数と、JRAが公表している払戻率だけで出ます。

18頭立てのレースで、3連複の組み合わせは816通り。全通りを同じ額ずつ買えば、当たるのは816回に1回です。控除がまったくなければ、配当は816倍でちょうど収支ゼロになります。

実際にはJRAが売上の一部を控除します。3連複の払戻率は75.0%なので、理論上の平均配当は 816 × 0.75 = 612倍です。

券種ごとに並べると、こうなります。

券種 18頭立ての組み合わせ 1点の的中率 損益分岐の配当 払戻率 理論上の平均配当
単勝 18通り 5.56% 18.0倍 80.0% 14.4倍
複勝 18通り(3点的中) 16.67% 6.0倍 80.0% 4.8倍
馬連 153通り 0.65% 153.0倍 77.5% 118.6倍
ワイド 153通り(3点的中) 1.96% 51.0倍 77.5% 39.5倍
馬単 306通り 0.33% 306.0倍 75.0% 229.5倍
3連複 816通り 0.12% 816.0倍 75.0% 612.0倍
3連単 4,896通り 0.02% 4,896.0倍 72.5% 3,549.6倍

払戻率はJRAの公表値です(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%、WIN5 70.0%)。

控除率は必要的中率の式に入っていません。日本の競馬はパリミュチュエル方式で、オッズは控除後の金額から確定します。つまり控除はすでにオッズの中に入っています。式で重ねて引くと、必要的中率を1.25倍ほど過大に見積もることになります。

控除率が効いてくるのは、式の中ではなく越えるべき水準の側です。

点数を増やしても、回収率は1円も動きません

ここがこの記事でいちばん言いたいところです。

理論上の平均配当 × 1点の的中率 = 回収率(点数に関係なく同じ)
理論上の平均配当 × 1点の的中率 = 回収率(点数に関係なく同じ)

3連複で、何も考えずにn点買ったとします。当たる確率は n ÷ 816。当たったときの配当は平均612倍。すると回収率は、

回収率 = (n ÷ 816) × 612 ÷ n = 75.0%

nが約分で消えます。 4点買っても、20点買っても、56点買っても、回収率は75.0%のままです。

点数は「当たりやすさ」と「必要なノルマ」を、まったく同じ倍率で同時に押し上げます。だから比は動かない。増やしても減っても、あなたの成績は1円も変わりません。

では何が回収率を動かすのか。増やしたその1点が、平均より当たりやすいかどうかです。それだけです。

平均より当たりやすい1点を足せば回収率は上がります。なんとなく足した1頭が平均以下なら、回収率は下がります。「保険で足す1頭」は、たいてい後者です。

たしかに、点数を増やせば当たります

反論はもっともです。1点より10点のほうが当たる。それは事実です。

しかし、当たった週のことを思い出してください。当たったのに、月末の収支はマイナスだったという経験はありませんか。

的中は増えています。増えていないのは、的中1回あたりの取り分のほうです。10点買って当たれば、9点は外れています。当たった1点の配当から、外れた9点の代金を引き戻さなければなりません。

「当たっているのに増えない」の正体は、運でも展開でもなく、この引き算です。

早見表:点数と平均配当から、必要的中率を出す

10点買ったときの平均配当別 必要的中率
10点買ったときの平均配当別 必要的中率

自分の買い方の数字を、この表で探してください。

点数\平均配当 30倍 50倍 100倍 300倍 600倍 1,000倍
1点 3.33% 2.00% 1.00% 0.33% 0.17% 0.10%
4点 13.3% 8.00% 4.00% 1.33% 0.67% 0.40%
10点 33.3% 20.0% 10.0% 3.33% 1.67% 1.00%
20点 66.7% 40.0% 20.0% 6.67% 3.33% 2.00%
35点 116.7% 70.0% 35.0% 11.7% 5.83% 3.50%
60点 200.0% 120.0% 60.0% 20.0% 10.0% 6.00%
120点 400.0% 240.0% 120.0% 40.0% 20.0% 12.0%

100%を超えている欄は、全レース的中しても投資額に届きません。60点買って平均50倍を狙うのは、そういう買い方です。

表の見方はひとつだけ。左の列であなたの点数を探し、上の行で「自分が当てにいく配当帯」を選ぶ。交点の数字が、あなたのノルマです。

1点減らすと、必要的中率はいくら下がるか

減らすほうも計算できます。減り方は点数の比そのものです。

1点減らしたときに必要的中率が下がる割合
1点減らしたときに必要的中率が下がる割合
いまの点数 1点減らすと 必要的中率の下がり方
2点 1点 50.0% 減
5点 4点 20.0% 減
10点 9点 10.0% 減
20点 19点 5.00% 減
60点 59点 1.67% 減

点数が少ないほど、1点の重みが大きくなります。60点から1点削っても1.67%しか楽になりませんが、5点から1点削れば20%楽になります。

削るなら、まず点数を大きく減らす。そのあとの1点は効きが良くなります。

想像してみてください

次の土曜日の朝です。いつもの出馬表、いつもの5頭。ここで6頭目を足す前に、頭の中で1回だけ割り算をします。

「20点。狙う配当は300倍くらい。……6.67%か。15回に1回」

そして、こう続きます。「去年、3連複で15回に1回当たっていたか?」

答えが出ない人は、足さずに帰ってきます。10点のまま買って、その日は外れます。けれど財布から出ていったのは1,000円で、いつもの2,000円ではありません。

いま、その逆をやっています。割り算をしないまま6頭目を足し、当たった週だけを覚えて、外れた週の枚数を数えていない。月末に残高を見て「おかしいな」と思う瞬間が、その積み重ねです。

点数を減らすのが怖い、というとき

減らしたほうがいいと分かっていても、手が止まります。理由ははっきりしています。外した瞬間に「あの1頭を入れていれば」と分かってしまうからです。

これは想像ではありません。切った馬が3着に来たときの、あの感じです。買っていれば当たっていた。その悔しさは、1,000円の損より重くのしかかります。

ただ、その悔しさが発生するのは当たった場合だけだという点に気づいてください。切った馬が来ないレースでは、何も起きません。あなたは「切って正解だった」ことにすら気づかないまま、次の週に進んでいます。

印象に残るのは、切って失敗した回だけ。成功した回は記憶に残らない。だから「点数を減らすと当たらなくなる」という感覚だけが、年々強くなります。

数字にすれば、この非対称は消えます。記録すべきは収支ではなく、点数と、当たったときの配当の2つです。

買う前の3ステップ

買い目を確定する前の3ステップ
買い目を確定する前の3ステップ

やることは3つだけです。所要時間は30秒ほど。

  1. 狙う配当帯を先に決める(3連複なら100倍か、300倍か、600倍か)
  2. 買い目の点数を数える(ボックスなら上の表、フォーメーションなら実際の点数)
  3. 点数 ÷ 配当で割る(出た数字があなたのノルマ)

順番が大事です。点数を決めてから配当を確かめるのではなく、配当を決めてから点数を決める。この順番にすると、「何点までなら買っていいか」が先に出ます。

300倍を狙い、ノルマを5%以内に抑えたいなら、上限は15点。ここまで決まってから買い目を作れば、6頭目を足すかどうかで迷う時間がなくなります。

点数の決め方を変えるとどうなるか
点数の決め方を変えるとどうなるか

実際の馬券術は、何点で組んでいるか

市販の馬券術も、この式で採点できます。販売ページに的中率と回収率が書いてあれば、平均配当は「回収率 ÷ 的中率」で逆算できるからです。

馬券術4種の点数と必要的中率
馬券術4種の点数と必要的中率
馬券術 買い目 必要的中率 販売ページ表示の的中率 余裕
3連馬券1点主義 3連単1点 1.08% 3.4% 3.16倍
ザ・フロントランナー 単勝 4.81% 9.2% 1.91倍
アイ・ウイナー1 単勝1点 32.7% 60.3% 1.85倍
ゴールデンホースビクトリーメソッド — 46.7% 70% 1.50倍

いちばん上の3連馬券1点主義は、3連単を1点で買う教材です。点数が1なので必要的中率は1.08%まで下がります。100回買って2回当たれば成立する計算です。

スーパープレデター馬券術のように、点数ではなく買うレースを絞るタイプもあります(必要的中率33.6%、販売ページによる検証は11,378レース)。点数を減らすか、レースを減らすか。削る場所が違うだけで、やっていることは同じ割り算です。

※的中率・回収率はいずれも販売ページの表示で、当サイトが購入して検証した数値ではありません。

よくある質問

Q. 平均配当オッズは、どうやって決めればいいですか
過去に自分が当てた馬券の配当を並べて、その平均を使うのがいちばん正確です。記録がない場合は、狙っている配当帯(3連複なら100倍前後、300倍前後など)を仮置きして計算してください。

Q. フォーメーションでも同じ式でいいですか
同じです。点数の数え方が変わるだけで、必要的中率=点数÷平均配当は変わりません。フォーメーションは実際の点数を数えて入れてください。

Q. 1点あたりの金額を変えたら、必要的中率は変わりますか
変わりません。全点を同じ額で買うかぎり、金額は式から消えます。100円でも1,000円でも必要的中率は同じです(変わるのは損益の絶対額だけ)。

Q. 点数を増やすと的中率も上がるのに、なぜ回収率が上がらないのですか
的中率と必要的中率が、同じ倍率で同時に上がるからです。20点は10点の2倍当たりますが、ノルマも2倍になっています。比が変わらないので回収率も動きません。

Q. 控除率を引かなくて本当にいいのですか
はい。日本の競馬はパリミュチュエル方式で、オッズは控除後の売上から計算されて確定します。控除はオッズにすでに反映されているので、必要的中率の式で重ねて引くと二重に引くことになります。

Q. 3連単のほうが配当が大きいのに、なぜ不利と言われるのですか
払戻率が72.5%と全券種で最も低いからです。組み合わせが4,896通りに対し、理論上の平均配当は3,549.6倍。配当の大きさと有利さは別の話です。

Q. 何点までなら買っていいですか
狙う配当帯と、自分が達成できる的中率から逆算します。300倍を狙って的中率5%を見込むなら、上限は15点です(300 × 0.05 = 15)。

まとめ

  • 馬券の点数は組み合わせの数ではなく、あなたが自分に課すノルマの数です
  • 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ。10点・平均300倍なら3.33%、30回に1回
  • 3連複ボックスは5頭→6頭で必要的中率が2.00倍になります。1頭足す操作は、線を2倍にする操作です
  • 点数を増やしても回収率は動きません。当たりやすさとノルマが同率で上がるからです
  • 動くのは、足したその1点が平均より当たりやすいかどうか。保険で足す1頭は、たいてい平均以下です

買い目を確定させる前に、点数を配当で割ってください。30秒で終わります。

そのうえで「自分の点数だと、どの馬券術なら線を越えられるのか」を知りたい人は、18種を同じ式で採点した表を作ってあります。あなたの点数と同じ行を探すところから始めてみてください。

馬券術18種を必要的中率で採点した表を見る


この記事の計算方法

  • 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ
  • 回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数
  • ボックスの点数 = 馬連・ワイド nC2 / 馬単 nP2 / 3連複 nC3 / 3連単 nP3(nは選んだ頭数)
  • 18頭立ての組み合わせ数 = 単勝・複勝18 / 馬連・ワイド153 / 馬単306 / 3連複816 / 3連単4,896
  • 理論上の平均配当 = 組み合わせ数 × 払戻率(複勝・ワイドは同時に3通り的中するため、さらに3で割っています)
  • 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%、WIN5 70.0%)
  • 控除率はオッズに含まれているため、必要的中率の式から重ねて引いていません(日本の競馬はパリミュチュエル方式)
  • 「理論上の平均配当」は、18頭立てで全組み合わせを同じ金額ずつ買った場合の計算値です。実際の配当は投票の偏りによって上下します
  • 馬券術4種の的中率・回収率は、各販売ページの表示(2026年9月時点)です。当サイトが購入して検証した数値ではありません。販売ページが更新された場合は、販売ページの記載が優先されます
  • 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません

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