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資金配分をどう変えても、回収率は75.0%のままです|勝てる買い方に効くのは3つだけ

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

あなたは半年、買い方を変え続けました。均等買いをやめ、合成オッズで払い戻しを揃え、外したレースのあとは少し厚く張るようにしました。

そのあいだ、予想のやり方は1ミリも変えていません。「予想は変えなくていい、配り方で勝てる」と書いてあったからです。

先月の残高を見て、あなたは電卓を置きました。減り方が、去年とほとんど同じでした。

「これだけ工夫して、なぜ変わらないんだ」

理由は式の形にあります。回収率の式には、入力が3つしかありません。 そして資金配分は、その3つのどれでもありません。

目次

先に結論:回収率の式に入る入力は3つだけです

当サイトの式はこれです。

回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数

右辺に出てくる数字は3つ。的中率、平均配当、買い目点数。この3つのどれかを動かさない変更は、回収率を1円も動かしません。

配分を変えても回収率は動かない
配分を変えても回収率は動かない

判定は簡単です。あなたがこれから試そうとしている「買い方」を、次の質問にかけてください。答えは10秒で出ます。

「それは、的中率・平均配当・点数のどれを動かすか」

答えられなければ、その変更で回収率は動きません。動くのは口座の残高の揺れ方だけです。

同じ3点を、4通りに配ってみます

具体的にやります。3連複を3点、オッズ50倍・100倍・200倍で買うとします。

市場の勝率は (1÷オッズ)×払戻率 で出ます。3連複の払戻率は75.0%なので、あなたが買う3点はそれぞれ1.500%・0.750%・0.375%です。この出し方は期待値の計算の記事で扱いました。

4通りの配分と回収率
4通りの配分と回収率

この3点への配り方を4通り試します。

配り方 50倍 100倍 200倍 投資額 期待払戻 回収率
均等 100円 100円 100円 300円 225円 75.0%
合成オッズ(払い戻しを揃える) 400円 200円 100円 700円 525円 75.0%
本命厚め 700円 100円 100円 900円 675円 75.0%
穴厚め 100円 100円 700円 900円 675円 75.0%

4通りとも75.0%です。 小数点以下まで完全に一致します。

理由は、市場のオッズが「オッズ × 勝率」を全点で同じ値(=払戻率)に揃えているからです。同じ値のものをどう混ぜても、混ぜた結果は同じ値のままです。

極端にやっても変わりません。50倍に10円、100倍に10円、200倍に1,000円と配っても、投資1,020円に対して期待払戻765円で75.0%です。

100円を1,000円にしても、動くのは桁だけです

もうひとつ、よく試される変更を潰しておきます。1点あたりの金額です。

100円を1,000円にすると、投資も払戻も10倍になります。割り算の分子と分母が同じ倍率で伸びるので、答えは動きません。

1点あたり 投資額 期待払戻 回収率
100円 300円 225円 75.0%
1,000円 3,000円 2,250円 75.0%

金額を上げて増えるのは、増えるときの金額と減るときの金額です。割合は1ミリも動きません。

配分が効く場面は、たしかにあります

ここまで読んで「配分は無意味なのか」と思ったなら、そこは違います。

さっきの4通りは、3点とも市場のオッズどおりに当たると置いて計算しました。全点の期待値が同じなら、どう配っても同じになるのは当たり前です。

配分が効くのは、あなたが点ごとに違う勝率を置いたときです。

3点目(200倍)だけ、市場の見方の2倍走ると自分が判断したとします。市場勝率0.375%に対して、あなたの見立ては0.750%。この勝率で同じ4通りを計算し直します。

同じ予想でも配分で回収率が変わる
同じ予想でも配分で回収率が変わる
配り方 投資額 期待払戻 回収率
本命厚め(700/100/100) 900円 750円 83.3%
合成オッズ(400/200/100) 700円 600円 85.7%
均等(100/100/100) 300円 300円 100.0%
穴厚め(100/100/700) 900円 1,200円 133.3%

83.3%から133.3%まで開きました。同じ3点、同じレース、違うのは配り方だけです。

ここが今回いちばん大事なところです。配分は道具として強い。ただし「どの点が市場より走るか」を先に決めていないと、道具として使えません。

そして注目してほしいのは合成オッズの行です。85.7%で、均等買いの100.0%より低い。合成オッズは払い戻しを揃えるために本命側へ厚く配る仕組みなので、穴に期待値を見ている人には逆向きに効きます。

追い上げは、資金と確率だけを動かします

外したあとに賭け金を倍にしていく買い方も、同じ質問にかけます。

追い上げは的中率を上げません。平均配当も動かしません。点数も変えません。式の入力を1つも触っていないので、回収率は動きません。

念のため計算で確かめました。単勝1点・的中率20%・平均配当4.0倍(回収率80.0%)の設定で、6段の追い上げを400,000回シミュレーションしています。

追い上げで動くもの・動かないもの
追い上げで動くもの・動かないもの
追い上げの段数 1勝負に必要な資金 その段まで全部外れる確率 期待払戻 ÷ 期待投資
1段 100円 80.00% 80.0%
2段 300円 64.00% 80.0%
3段 700円 51.20% 80.0%
4段 1,500円 40.96% 80.0%
5段 3,100円 32.77% 80.0%
6段 6,300円 26.21% 80.0%

右端が全部80.0%で揃います。動いているのは真ん中の2列、つまり必要な資金と、全部外れる確率だけです。

段を増やすほど「勝ち逃げできる確率」は上がります。6段まで粘れば73.79%のレースで取り返せます。そのかわり、残り26.21%のときに6,300円をまとめて失います。連敗の長さと必要資金の関係は1点買いの記事で詳しく出しました。

追い上げは、負ける回数を減らして、負けるときの金額を増やす操作です。 合計は変わりません。

「買い方」を14項目に仕分けます

同じ質問で全部仕分けます。

その変更は式のどこに入るか
その変更は式のどこに入るか
よく試される変更 式のどこに入るか 回収率
買い目を1点減らす 点数 動く
ボックスをフォーメーションにする 点数 動く
軸1頭流しにする 点数 動く
券種を替える 平均配当・点数・払戻率 動く
狙う配当帯を上げる 平均配当 動く
買うレースを絞る 的中率・平均配当 動く
予想の精度を上げる 的中率 動く
合成オッズで払い戻しを揃える どこにも入らない 動かない
均等買いをやめる どこにも入らない 動かない
1点あたりの金額を上げる どこにも入らない 動かない
外したあとに厚く張る どこにも入らない 動かない
当たったあとに厚く張る どこにも入らない 動かない
買う頻度を増やす どこにも入らない 動かない
締切ぎりぎりに買う どこにも入らない 動かない

上の7つは、点数か平均配当か的中率のどれかに触っています。下の7つは、どれにも触っていません。

あなたがこの半年で変えたものが下半分に集まっていたなら、減り方が変わらなかったのは計算どおりです。 やり方が甘かったわけでも、続け方が足りなかったわけでもありません。

動かせる3つを、順番に見る

上半分の7項目は、突きつめると3つのレバーに集約されます。

買い方を変える前の3ステップ
買い方を変える前の3ステップ
  1. 点数を減らす。 いちばん速く効きます。10点を9点にするだけで回収率は11.1%増えます
  2. 狙う配当帯を上げる。 平均配当を10%上げれば回収率も10%上がります
  3. 的中率を上げる。 一番むずかしく、一番遅い。ここだけが予想の仕事です

順番が大事です。1と2は今週から動かせます。3は動かせるようになるまで数か月かかります。下から手をつけると、成果が出る前に資金が尽きます。

回収率85%を100%に持っていく具体的な数字は回収率の計算の記事に置きました。点数を15.0%減らすか、配当帯を17.65%上げるか、的中率を17.65%上げるかの三択になります。

1点を消すときだけ、手が動かなくなります

レバーの1番目で、あなたはつまずきます。点数を減らせば回収率が上がるのは分かる。それでも買い目から1行を消せません。

消そうとしている1点が来たらどうする、という思いが必ず出ます。「正しいのは分かるが、来たときに後悔する自分が見える」——これは計算では消えません。

数字の側から1つだけ言えることがあります。保険で足す1点は、たいてい平均以下の1点です。 本気で来ると思った目なら最初から入っています。あとから足す目は、自信の低いほうから順に足されています。この話は馬券の点数の記事で数字にしました。

半年後のノートを、先に見ておく

半年後を思い浮かべてください。あなたのノートには、点数と平均配当と的中率の3列が並んでいます。先月は点数を12点から9点に落とし、回収率が78%から92%まで戻りました。何をしたから戻ったのかが、1行で分かります。

いまのノートには、その3列がありません。あるのは日付と収支です。だから先月より良くなっても悪くなっても、理由が分からないまま次の週末が来ます。 打てる手は「配り方をまた変える」しか残りません。

必要なのは3列です。買い目点数、当たったレース数、払戻金の合計。この3つがあれば、来週から上の3つのレバーが動かせます。

「負けない買い方」を探している場合

負けにくさを求めているなら、探す場所が違います。負けにくさは回収率ではなく、当たる回数と1回の金額で決まるからです。

求めているもの 動かす場所 手段
増やしたい 回収率 点数・配当帯・的中率
減りをなめらかにしたい 的中率と1点の金額 複勝・ワイド、点数を増やす
一度に失う額を抑えたい 1点の金額 単価を下げる、追い上げをやめる

2行目と3行目は、回収率を上げません。上げませんが、続けるためには要ります。 券種ごとの当たりやすさは券種別の記事に一覧があります。

分けて考えてください。増やす話と、続ける話は別です。混ぜると「当たっているのに増えない」という状態になります。

3つのレバーは、馬券術の選び方にも使えます

買い方を変えるか、式の入力を動かすか
買い方を変えるか、式の入力を動かすか

あなたが市販の馬券術を検討するときも、この3つのどこを動かす設計なのかで読めます。

レバー 動かすもの 設計がそこに寄っている馬券術
点数を減らす 点数 3連馬券1点主義(3連単1点)
買うレースを絞る 的中率・平均配当 スーパープレデター馬券術(勝負レースのみ)
配当帯を上げる 平均配当 ザ・フロントランナー(単勝 平均20.8倍)

3連馬券1点主義は3連単を1点まで削る設計で、必要的中率が1.08%まで下がります。スーパープレデターは買うレースを絞る設計で、必要的中率33.6%。ザ・フロントランナーは単勝で平均20.8倍の帯を狙い、必要的中率4.81%です。

必要的中率も回収率も各販売ページの表示(2026年9月時点)から当サイトが逆算したもので、購入して検証した数値ではありません。どれも3つのレバーのどれかに寄せた設計であって、式の外を工夫する道具ではありません。

よくある質問

Q. 競馬で勝てる買い方はありますか
回収率を上げる方法は3つです。買い目点数を減らす、狙う平均配当を上げる、的中率を上げる。回収率=的中率×平均配当÷点数なので、この3つ以外は式に入りません。

Q. 合成オッズや均等払い戻しは効果がありますか
市場のオッズどおりに買うかぎり効果はありません。本記事の3点モデルでは、均等でも合成オッズでも本命厚めでも穴厚めでも回収率は75.0%で一致します。効くのは、点ごとに違う勝率を自分で置いたときだけです。

Q. 追い上げ(マーチンゲール)で勝てますか
回収率は動きません。動くのは必要な資金と、全部外れる確率です。6段の追い上げなら73.79%のレースで取り返せますが、残り26.21%で6,300円を失い、期待払戻÷期待投資は80.0%のままです。

Q. 1点あたりの金額を上げれば儲かりますか
割合は変わりません。100円を1,000円にすると投資も払戻も10倍になるので、回収率は同じです。増えるのは1回の金額の大きさだけです。

Q. 負けない買い方はありますか
減りをなめらかにする買い方はあります。複勝やワイドで当たる回数を増やす、1点の単価を下げる、追い上げをやめる。ただしどれも回収率は上げません。

Q. 買うレースを絞るのは効果がありますか
効果があります。買うレースが変われば的中率も平均配当も変わるので、式の入力に触っています。ただし「見送ったレースの回収率が、買ったレースより低い」場合に限ります。

Q. 何から手をつければいいですか
点数です。10点を9点にするだけで回収率は11.1%上がり、今週から実行できます。的中率を上げるのは効果が同じでも、動かせるまでに数か月かかります。

まとめ

  • 回収率の式に入る入力は3つだけ。 的中率・平均配当・買い目点数です
  • 同じ3点を4通りに配っても、市場どおりなら全部75.0%。合成オッズも均等買いも同じ値です
  • 配分が効くのは、点ごとに違う勝率を自分で置いたときだけ(本記事の例で83.3%〜133.3%)
  • 追い上げは回収率を動かしません。動くのは必要資金と、全部外れる確率(6段で6,300円・26.21%)
  • 1点あたりの金額を10倍にしても、割合は1ミリも動きません
  • 手をつける順番は点数 → 配当帯 → 的中率。上の2つは今週から動かせます

今週の記録に3列足してください。買い目点数、当たったレース数、払戻金の合計。この3つがあれば、来週から3つのレバーが動かせます。

3つのレバーのどこに寄せた設計なのか、券種と点数まで揃えて18種を並べた一覧を置いてあります。

馬券術18種を必要的中率で採点した表を見る


この記事の計算方法

  • 回収率 = 的中率 × 平均配当オッズ ÷ 買い目点数(控除率は入れません。オッズ確定時にすでに引かれています)
  • 必要的中率 = 買い目点数 ÷ 平均配当オッズ
  • 配分を変えたときの回収率 = Σ(各点の賭け金 × オッズ × その点の勝率) ÷ Σ(各点の賭け金)。
    全点の「オッズ × 勝率」が等しいとき、この加重平均は配分によらず一定になります
  • 市場の勝率 = (1 ÷ オッズ) × 払戻率。本文のモデルは3連複3点・オッズ50/100/200倍・払戻率75.0%
  • 追い上げの列 = 1勝負に必要な資金は 100×(2のn乗 − 1)円、その段まで全部外れる確率は 0.8のn乗。
    賭け金を過去の結果からどう変えても、期待払戻は期待投資の払戻率倍のままです(400,000回のシミュレーションでも一致)
  • 追い上げの設定は単勝1点・的中率20.0%・平均配当4.0倍(回収率80.0%)
  • 払戻率はJRA公表値(2014年6月7日改定。単勝・複勝80.0%、枠連・馬連・ワイド77.5%、馬単・3連複75.0%、3連単72.5%)
  • 本文の「3点・オッズ50/100/200倍」「3点目だけ市場の2倍」などは、読み方を示すための例示です。 実在の購入記録ではありません
  • 馬券術の的中率・回収率は各販売ページの表示(2026年9月時点)です。当サイトが購入して検証した数値ではありません
  • 本記事は的中や利益を保証するものではありません。勝馬投票券の購入はご自身の判断と責任において行ってください。20歳未満の方は購入できません

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